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コブラ 黒竜王の伝説(PCE)

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:ハドソン
発売日:1989年3月30日
ハード:PCE

概要

寺沢武一さんの漫画、コブラのゲーム化作品です。原作の黒竜王編がベースとなっているアドベンチャーゲームです。基本的にはコマンド選択型のゲームとなっています。CD−ROMで登場した作品と言う事で、大容量を活かし、音声が付いたり、グラフィックが派手だったりと、それまでのアドベンチャーゲームとは違った質の作品となっています。ちなみにコブラの声優さんは山田康雄さんとなっています。本作より前に登場したTVアニメ作品、劇場版では、野沢那智さん、松崎しげるさんが演じていたので、少し違和感を感じるところがあるかもしれませんが、ルパンとはまた違った、山田康雄さんの声の演技が楽しめる作品となっています。そういうところでも貴重な作品と言う気がします。

ゲームとしてはコマンド選択式のアドベンチャーゲームと言う事で目新しさはないのですが、声が付いていたり、演出が派手だったりと、CD−ROMである事の利点が活かされている作品だと感じます。難しい所は無く、会話などからすぐに次にするべき事を示してくれますし、どうしても分からない場面では基本的にはコマンド総当たりでどうにかなります。

コマンド自体もひねくれた物はないので、何をすべきかもそんなには迷わないです。面倒なのが、序盤の宇宙船内の移動シーンです。歩いている姿にコブラらしさを感じるところはあるのですが、見た目同じところをウロウロしないといけないので、最初は良いのですが、ちょっと迷ってしまった時なんかはストレスに感じます。

もうひとつ気になるところがあるとすれば、終盤の選択肢でしょうか。重要な場面なので、仕方のないところもあるのですが、間違った選択肢を選ぶと、何度もやり直しになる場面があって厄介です。選択の結果をちゃんと見ておけば、一応、違いは分かるのですが、いくつも選択がある中で間違えずに最後まで選ばないといけないところはもう少しどうにかならなかったのかなと思いました。

それ以外はいかにもコブラと言う感じの会話のやり取り、シーンがある作品で、コブラと言う作品自体が、こういう媒体とマッチしているのもあるのかもしれないと思いました。欲を言えば、ボリュームがもう少し欲しかったという気もしますが、当時で考えれば、これぐらいでも十分だろうという気もします。

ちなみに続編と言うのも登場していて、そちらも本作と同じアドベンチャーゲームで、ボリュームは増しての登場となっています。コブラ役は山田康雄さんが引き続き演じています。

裏技

デバッグルーム:ゲームを最初から始め、中年女を16回調べる。
シーンセレクト:デバッグルームに入ったら、美術室、音楽室、談話室の順に、入ったらすぐに出るを繰り返す。2周すると、ジャンプとワープが加わり、好きなシーンから始める事が出来る。


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