あっぱれゲートボール(PCE)-おきらくゲームソフト事典-

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あっぱれゲートボール(PCE)

ジャンル:スポーツ
メーカー:ハドソン
発売日:1988年12月22日
ハード:PCE

概要

ゲートボールのゲーム化作品です。ゲートボールを題材としているゲームと言うのはかなり珍しい気がします。ゲートボールと言うのは何となく公園でプレイしているのを見た事がありますが、細かいルールは知らなかったです。本作ではそういう人も対象にしているのか、親切にルールを教えてくれます。ちょっと難しそうな気もしましたが、プレイしてみるとそこまで難しくはないです。

赤チームと白チーム5人ずつでの試合となり交互にボールを打ちながら、ゲートを通過させて得点を競うというのが基本的なルールです。3つのゲートをくぐらせて、最終的にはゴールポールに当てるとあがりとなります。

ゲートをくぐらせたり、他の人のボールに自分のボールを当てると、もう一度打つ事が出来ます。他の人のボールに当てた場合には、タッチとなり、スパークと言う自分のボールを静止させてぶつけたボールを飛ばす事が出来ます。このタッチの対象となるのが、敵味方問わずというのが特徴で、相手のボールを外に押し出してアウトにすることや、味方のボールを有利な所に移動させたりする事が出来ます。

この駆け引きがゲートボールの特徴となっているみたいです。制限時間もあるので、相手の妨害していくのか、先に得点を重ねていくかの戦略が練られるようです。ゲーム中でもそれは再現されていて、単にゴールを狙うよりも、相手を妨害して有利に進めるかが重要なポイントになってきて、一見すると爽やかなスポーツとはちょっと違うのではと思ったりしてしまいました。

有利に進めていたと思ったら連続でアウトにされて一気にピンチになるなんて事もあったりします。

ゲームとしては、まずキャラクター選びが重要になります。キャラクターごとの能力を把握するのはもちろんですが、どういう順番に並べてプレイするかが重要になります。

ショットはまず方向やショットの強さを位置で決めます。その位置に応じて、ゲージに印が出て、そこにピッタリとなると、思っているようなショットになります。ただし、ゲージの上がり方が必ずしも一定ではないので、そのタイミングを掴む事が重要です。また、ショットを打つときには、時間制限があるので、あんまりのんびりとしているとタイミングを逃してしまうので注意が必要です。

アクションモード、シミュレーションモード、レクチャーモードの3つのモードが用意されています。アクションモードでは全ての動作を行う必要があり、シミュレーションは位置を決めたらショットを打つのはコンピュータ任せ、レクチャーモードは敵味方なく全て操作して練習する事が出来ます。

コンピュータの強さはレベル1の町内大会から、レベル2の地区大会、レベル3の全国大会、レベル4の世界大会を選ぶことが出来ます。更に世界大会に勝つと、隠しでHU−GEESと言う最強チームが現れたりします。

ルールも実際に遊んでみればそこまで難しくは無いので思っていたよりは気軽に楽しめる作品かなと思いました。ただ、戦略の基本が妨害なので、自分が有利な時は良いのですが、そうでない時には意地悪だと感じてしまいストレスが溜まるなと思ってしまいました。

やはり、そこまでメジャーなスポーツではないためか、ゲートボールのゲーム化作品と言うのは、本作以降もかなり珍しい物となっています。


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