スペースハリアー(PCE)-おきらくゲームソフト事典-

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スペースハリアー(PCE)

ジャンル:シューティング
メーカー:NECアベニュー
発売日:1988年12月9日
ハード:PCE

概要

超能力戦士ハリアーを操作して、ドラゴンランドを救うため戦う3Dのシューティングゲームです。

ハイスピードで進むステージの中で、迫りくる敵をハリアーは銃で攻撃しながら進みます。ステージは全部で18ステージあり、ステージの最後にはボスが登場します。

ハイスピードのゲームなので一見すると難易度が高そうな気もしますが、敵の攻撃はじっとしていなければ、そこまで狙って撃って来ないので、割と簡単に避けられますし、銃を連射しておけば、ボス相手でも何となく倒す事も出来るので、そこまで難しいと感じる事はないです。

元はアーケードゲームで人気の作品で、PCエンジン移植版となっています。ただ、アーケード版からの直接的な移植作では無く、本作より前に登場したX68000移植版がベースとなっているようです。PCエンジンで登場した作品と言う事で、さすがにアーケード版と同じとはいきませんが、スピード感などは上手く再現されており、全体的な移植のレベルとしては高いと評されています。スペースハリアーらしさをしっかりと感じる事が出来ます。

この当時、スペースハリアーの移植版はいくつかのハードで登場しているのですが、アーケード版と全く同じと言えるような作品は登場しておらず、アーケード版と比較してしまうと、どうしても物足りなさを感じてしまう部分がありました。それが逆にアーケード版の凄さを実感させている部分もあります。ちなみに家庭用ゲーム機版ではオリジナルのボスが登場する作品もありますが、本作ではそういう事もありません。

実際、家庭用ゲーム機でアーケード版と同等の満足を得られるレベルの移植作が登場するのは、まだ先の事となります。ハードの進化があっての事ですから、余計にこの当時の家庭用ゲーム機版の無茶と言うのを実感します。

今だと、そういう作品でアーケード版と変わらない面白さを楽しむ事が出来ますが、本作のように頑張って移植した作品もあるんだなと思うと、感慨深いものはあります。ただのノスタルジーかもしれませんが、各移植版を比較して遊んでみると、その凄さと言うのを実感できるのかもしれません。

ちなみにアーケード版登場からは、そこそこ時間が経ってからの登場となっています。ほぼ同時期、本作の一カ月後にファミコン版と言うのも登場していて、ファミコン版の評価は厳しい物になっています。時期とか考えると、ハードの性能を示していると言えるのかもしれません。


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