ファンタジーゾーン(PCE)-おきらくゲームソフト事典-

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ファンタジーゾーン(PCE)

ジャンル:シューティング
メーカー:NECアベニュー
発売日:1988年10月14日
ハード:PCE

概要

パステル調の世界、ファンタジーゾーンを舞台にした横スクロール型のシューティングゲームです。オパオパを操作して敵と戦います。オパオパはショットとボムで敵を攻撃する事が出来ます。

敵を倒すとお金が出現し、そのお金で時々現れるショップで買い物をする事が出来ます。ショップで購入できるのは、スピードアップできるエンジンや、ショット系の武器、ボム系の武器、それと1UPとなる自機も購入する事が出来ます。

ステージは左右どちらに進む事も出来て、ループ構造になっています。各ステージには10個の基地が存在し、全て倒すとボスが登場します。ボスを倒すとステージクリアとなります。ボスごとに特徴があるので、状況に応じた武器を選択する事も必要になります。

基地を破壊した時にもお金は出現するのですが、その額はステージでの時間経過によって減っていくので、素早く破壊する事が重要になります。また、ボスを倒した時にも大量のお金が出現しますが、全てのお金を拾うまで待ってはくれず、すぐに次のステージに移ってしまうので、素早くお金を拾う必要があります。出来ればお金を拾いやすい位置、下の方で止めを刺す事を心掛けると拾いやすいです。

ショット系の武器には時間制限があったり、ボム系の武器にも数の制限があるのもあるので、無駄にならないようにする必要があります。しかも、購入する事によって、値段が上がっていくので、無駄に買って値段を上げてしまい、肝心の時に変えなくなってしまうなんて事は避ける必要があります。

コミカルな感じのシューティングですが、バリアのようにオパオパを守ってくれる物はないため、どういう場面でも油断するとあっけなくやられてしまう事があります。パステル調な分、敵の弾が見えにくかったり、左右反転した時に突然現れる敵などには気を付ける必要があります。

1周クリアだけを考えるのであれば、ショップでアイテムを積極的に買って、戦っていけば割とどうにかなります。気を付けたいのが自機のスピードで上げすぎると難易度が上がってしまうので、エンジンはほどほどの物にした方が良いです。

2周目で厄介なのが、お金と残機数が0になってしまうという事です。しかも、難易度は増しているため、かなり大変です。上級者の方にとっては、2周目からが本番で、1周目は練習に過ぎないという感じでしょうか。

元はアーケードゲームで、PCエンジン移植版となっています。家庭用ゲーム機移植版としては、セガ・マークIII、MSX、ファミコンに続いた移植で、当時としては後発のタイミングになっています。

それまでの家庭用ゲーム機ではグラフィック面での再現は難しく、そういう点ではPCエンジン版の評価は高いです。ボスとの戦闘の際に背景がそのままであったり、ボスの姿もきちんと再現されているところなどは評価されて良い点だと思います。ただ、BGMの評価は低く、グラフィックが良かっただけに余計に気になってしまうところでもあり、全体としての評価としてはそれほど高い評価を受けていません。

単体のゲームとしては十分に楽しめる作品ではありますが、アーケード版と比べてしまうと気になるというところでしょうか。それだけ、アーケード版の人気が高かったという事かもしれません。


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