プロテニス ワールドコート(PCE)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：スポーツ
メーカー：ナムコ
発売日：1988年8月11日
ハード：ＰＣＥ

テニスのゲーム化作品です。ファミコンでナムコから登場していたファミリーテニスの流れを汲む作品で、ファミスタがワールドスタジアムとなったように、ワールドコートと言う名称で登場した作品です。後にアーケード版も登場しますが、本作の方が先に出ている少し珍しい作品でもあります。

シングルスとダブルスを選ぶことが出来、更にコートをＨＡＲＤ、ＬＡＷＮ、ＣＬＡＹの中から選ぶことが出来ます。それぞれコンピュータ対戦、対人対戦を楽しむ事が出来ます。ダブルスではマルチタップを使用する事で、４人でのプレイと言うのも可能になっています。１８人の選手からプレイヤーキャラクターを選ぶことが出来ます。

更にＱＵＥＳＴモードと言うのも用意されています。テニス王国、オハナハンの平和を守るために、テニス魔王に挑むというお話になっています。ＲＰＧのような雰囲気で楽しむ事が出来ます。テニス魔王を倒すために必要なたまのかけらを集めながら進めていきます。たまのかけらは各地にあるテニスコートがいる、テニス魔王の手下を倒していく事で入手する事が出来ます。

フィールドを歩いていると突然試合を申し込まれて受けると対戦になります。対戦で勝つとお金をもらい、そのお金で装備を整える事が出来ます。装備を整えると、試合の時の能力が上がる他、試合を断れる確率が上がっていったりします。ザコの敵とは１ゲームの試合なので、すぐに終わる事は終わるのですが、それが何度も続いていくのは、結構、大変です。ですから、ちゃんと装備を整えていくのは重要になります。

ＲＰＧっぽい感じで進めていきますが、基本的にはどんどん先に進んで行けば、町やコートなんかはすぐに見つかりますので、終盤まではそんなに悩む必要はないです。浮き輪を入手した後は、振り返って元の所に向かう必要もあるので、見落とししないように注意する必要があります。

テニスのゲームとしては、割としっかりと楽しむ事が出来る作品と言える気がします。ＱＵＥＳＴモードと言うのが、少し微妙な気がして、これだったら、トーナメントとかの方が良かったのではとか思ってしまいました。ＱＵＥＳＴモードはフィールドでのランダムエンカウントが面倒だと思ってしまいます。一応、装備で能力が上がる要素がありますが、それも必要だったのか良く分からないです。

アーケード版の続編と言うのは登場していますが、ＰＣエンジンで続編と言うのは登場していません。

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