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R-TYPE I(PCE)

ジャンル:シューティング
メーカー:ハドソン
発売日:1988年3月25日
ハード:PCE

概要

アーケードで人気だったシューティングゲームのPCエンジン移植版です。移植度のレベルが高い作品としても知られています。R-9を操作して、バイド帝国と戦います。

特徴的な要素としては、溜め撃ちによる波動砲、着脱可能なフォースがあります。波動砲は溜める事で強力になっていきますが、その間、攻撃できないので、状況を判断して使う必要があります。フォースはアイテムを取る事によって、強力な攻撃を使えるようになりますが、着脱可能な上、敵や敵の弾に当たっても無敵なので、どうフォースを使って敵を攻撃するかが重要になってきます。しかも、前と後とどちらにも付ける事が出来るので、敵が出てくる状況に合わせて臨機応変に対応していくことが求められます。フォース以外にもアイテムを取る事で、スピードアップやミサイル、ビットと呼ばれるオプションが付いて、パワーアップする事が出来ます。

発売された当時としては、家庭用ゲーム機としては、ファミコンが圧倒的なシェアを獲得していた時期で、そのためか、家庭用ゲーム機とアーケードゲームとの差と言うのは歴然としていて、その差は埋められないという認識がありました。それを覆したのが本作で、ファミコンとは違ったPCエンジンの性能の違いを見せつけたタイトルになっています。後の作品も含めて、PCエンジンを代表するタイトルになった事は間違いないです。

ただ、当時のHuカードではアーケード版の全てのステージを1枚で収める事が出来ずに、アーケード版の前半部分、1面から4面までを収録した形で登場し、後半の5面から8面までは本作から2か月後にR-TYPE IIとして登場する事になります。前半の4面のみなので、慣れてくると意外と簡単にクリア出来てしまい、これからという段階で終わってしまったのは物足りなくちょっと残念な気がしました。しかも、IIの発売まで期間が空いていたので、随分と待たされた記憶もあります。2枚組のような形でも良かったのではと今なら思ってしまいます。R-TYPE IIに続くために、クリアするとパスワードが表示され、そのパスワードを使うと、装備や得点を引き継いでプレイできるようになっていました。

ちなみに海外では、IとIIがひとつになった形で登場しています。バーチャルコンソールやゲームアーカイブスでプレイできるPCエンジンのR-TYPEは海外版がベースとなっているので、全ステージを一度に楽しめるようになっています。


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