上海(PCE)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：パズル
メーカー：サンソフト
発売日：1987年10月30日
ハード：ＰＣＥ

麻雀牌を利用したパズルゲームです。積み上げられた麻雀牌を一定のルールに従い同じ牌を選択して取っていく事が目的になっていて、全ての牌を取る事が出来たらクリアとなります。

ゲームとしては、派手さは無いですが、じっくりと考えてプレイするタイプのパズルゲームとなっています。ただし、牌が重なっていて、その下が見えない為、初めての問題では運が左右する部分もあります。あまり深く考えずに直感的にプレイして解けてしまう事もあれば、考え抜いても最後は運頼りとなってしまうところもあります。ゲーム序盤のミスに気が付かず、最後の最後に２枚残して、それが重なっていて、クリア不能になってしまった時の切なさは何とも言えないです。意外とクリア出来そうで出来ないもどかしさがあります。

それでも何となく解けないと悔しくて、やり続けてしまい気が付いたら、時間を忘れてプレイしていた何て事もあるので注意が必要です。

クリア出来なかった時には、同じ問題をやり直す事も可能なので、一度ミスした時にどうしてミスしたのかをちゃんと覚えておく事が必要です。ただし、何度やってもダメな時は、違う問題にチャレンジしたほうが良い場合もあります。

ヒントで取る事が出来る牌を教えてもらえますが、取る事が出来るというだけなので、それが正解の取り方なのかは分からないです。

クリアをすると一枚絵が表示されますが、クリア回数に応じて、絵は派手になっていき、最終的には名人と認めてもらえます。

ＰＣなどで登場していたゲームですが、本作はＰＣエンジン版となっています。ちなみにＰＣエンジンのローンチタイトルのひとつでもあります。

パズルゲームとして、派手さはありませんが、気が付くとはまってしまう面白さはあると思います。ただ、やはり、派手さは無いので、ローンチタイトルとしての魅力があったのかは意外と謎だなと思ったりします。ただし、本作より後に登場したファミコン版と比べるとグラフィックの違いは、ゲーム中の画面もそうですが、クリア後の一枚絵も、明白で、そういう点ではファミコンとの性能の差を見せていると言えなくはないのかなと思いました。

ただ、それは、同時期に発売されたアクションゲームの方が明白な所もあり、やはり、地味なローンチタイトルの印象はぬぐえない気がしました。牌の積み方も一種類しかありませんので、余計にそう感じてしまいます。続編と言うのもいろいろなハードで登場していますが、ＰＣエンジン版としても登場しています。

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