リングにかけろ(SFC)-おきらくゲームソフト事典-

おきらくゲームソフト事典-> SFC(29)-> スポーツ-> ラ行-> リングにかけろ(SFC)

リングにかけろ(SFC)

ジャンル:スポーツ
メーカー:日本コンピューターシステム
発売日:1998年6月1日
ハード:SFC

概要

車田正美さんの漫画、リングにかけろのゲーム化作品です。原作のチャンピオンカーニバル編から世界大会編が題材となっています。

対戦プレイ、ストーリー、勝ち抜き戦の3つのモードが用意されています。対戦プレイは対戦のモードです。ストーリーは原作の展開に従って物語が進みますが、一部原作と異なる部分もあります。また、クリアする事で隠しキャラが登場します。勝ち抜き戦はプレイヤーキャラクターを一人選んで試合を勝ち抜いていきます。最後まで勝ち抜くと隠しキャラが登場します。

一応、ボクシングのゲーム化作品なのですが、原作が原作なだけに、普通のボクシングのゲームとは一味違った作品となっています。M・R・B、モーションリアクトバトルなんて名づけられているシステムでの戦いになります。まず、試合が始まると、ジャブを当てて、行動ポイントをためます。この行動ポイントが10ポイント以上溜まるとパンチを打つ事が出来ます。

パンチを打つとM・R・B画面に移行し、そこで防御側の対応が求められます。ブロック、スウェイ、カウンターなどのコマンドを入力して対処します。特にカウンターが強力で相手の攻撃を瞬時に見極めてコマンドを入力する必要がありますが、決まればノーダメージで反撃する事が可能になります。

必殺技などもあり、決まれば一気に有利に戦えます。原作を考えれば、ちまちまとダメージを与えるなんて戦い方よりも一気に決めたいと思ってしまいがちですが、そう簡単に当たらないというのも必殺技なので、確実に相手にダメージを与えていくのが攻略には大事だったりします。でも、それだと原作の面白さは感じられないというところが少し悩ましい所でもあります。

システムとしては、カウンター狙いになりがちなところなど、大雑把な印象を受けてしまうところもあるのですが、キャラクターゲームとしては、原作のキャラクターも多数登場して、試合中のやり取りや必殺技など楽しめる要素はあるなと思います。

ただ、どうしてこのタイミングで本作が登場したのかは謎です。原作の漫画の連載は当時としてもだいぶ前に終了していて、続編であるリングにかけろ2は2000年から始まっているので、時期としてはちょっと不思議なタイミングで出ている気がします。ちなみに元々は1995年に発売予定だったようで、タイトル画面からもその事がうかがえます。それでも、発売時期としては少し謎だなと思ってしまいます。


このエントリーをはてなブックマークに追加

おきらくゲームソフト事典 Topへ
Copyright (C) 2011-2021 うかりこ. All Right Reserved
プライバシーポリシー・免責事項