ダウン・ザ・ワールド(SFC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：ＲＰＧ
メーカー：アスキー
発売日：1994年9月30日
ハード：ＳＦＣ

独特の設定があるＲＰＧです。物語としては、勇者と共に世界を救うという話なのですが、その勇者がプレイヤー自身でゲーム中のキャラクターがプレイヤーに話しかけてくるというメタ要素がある作品です。
戦闘のシステムは、ＡＴＢ（アクティブ・タクティカル・バトル）と言われるシステムになっていて、クォータービュー視点で、指示を与えると自動的に戦ってくれます。
基本的にプレイヤーは指示を与えるという存在になっているので、いろいろとやり取りが発生するのが何とも奇妙な感じがしてしまう作品です。それに応じてキャラクターが勝手に動いてくれるので、面倒な移動などが自動的に行われるのは便利だなと言う気はします。
不思議な設定がある作品ですが、物語としては、王道のストーリーと言う感じで、楽しめる作品ではあります。
バトルシステムが楽で良いなと思える部分もあるのですが、後半に入ってくると思ったように動いてくれなかったりして、少し気になる部分も出てきたりします。
電源を入れると主題歌が流れてきたり、演出面でもいろいろとこだわりを感じる作品です。
ちなみにキャラクターデザインは松下進、シナリオは作詞家の康珍化と言う作品でもあります。
いろいろと頑張っている作品と言う気がするのですが、それが全て上手くいっているとは限らないというところがちょっと残念な作品と言う気もします。

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