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パラノイアスケープ(PS)

ジャンル:アクション
メーカー:マチルダ
発売日:1998年5月28日
ハード:PS

概要

何とも奇抜なゲームです。ハリウッドの鬼才、特殊メークアップアーティスト、スクリーミング・マッド・ジョージさんがデザイン、サウンドを担当したと言う作品です。

ゲームとしては、3Dのピンボールという感じの作品なのですが、設定やら、グラフィックや、音楽やら、いろいろと突き抜けていて、なんかすごい作品になっています。

お話としては、魔界の魔王が魔界市民から一般公募して後継者を見つけるなんてところからはじまり、最終選考まで残った骸骨兄弟が最後の試練として、パラノイアスケープに挑むなんて物語になっています。

この設定自体でお腹いっぱいと言う感じなのですが、ゲーム始めるとまた凄い事になっています。パッケージ見ただけでも、想像できるところではあるのですが、魔界と言うのが舞台になっているからなのか、何だか凄い奇抜なグラフィックになっています。

そこを脳ボールと言うのを打ち返しながら進んで行きます。基本的な操作は変わりありませんが、ステージによっては、ボスを倒したりと、クリア条件は変わっていきます。

ゲームとして、面白いのかと言われると、悩んでしまうところはありますが、突き抜けた世界観と言う意味では、期待を裏切っていない気がします。しかも、ステージごとに特徴と言うのもあってこだわりを感じられるなと思います。最後の展開など、意味不明な部分もありますが、そもそも、そういう作品だと割り切って楽しむ事が出来るかと言うところでしょうか。

プレイする人を選ぶ作品ですし、いつでも遊んで楽しいかと言われると、それもまた違うなと思ったりしますが、こういう作品もあるんだとネタにしたくなる作品だなと思ったりします。

ちなみに、デザイン、サウンドを担当したスクリーミング・マッド・ジョージさんは日本人の方だそうです。様々な作品に携わっている方なんだそうです。

また、元プロ野球選手の新庄剛志さんが現役時代に試合前のパフォーマンス用の特殊メイクをしたマスク、口から顔が出ていて、その顔の口からまた顔が出ていてと5つの顔が連なっているマスクを制作した方だそうで、そういうのを知ると、こういう作品になった意味と言うのも良く分かるなと思ってしまいました。

その世界観をたっぷりと味わえる作品と言う意味では間違っていないのかなと思いました。こういう作品、最新のハードとかでリメイクしたらどんな事になるのかなと少し思ってしまいます。リアルすぎて怖い事になるんでしょうか。それとも新しい魅力につながるんでしょうか。気になります。


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