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探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに(PS)

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:データイースト
発売日:1998年4月23日
ハード:PS

概要

探偵 神宮寺三郎シリーズの作品です。シリーズとしては、10周年と言うタイミングで登場した作品で、ドラマCDが付属していたりします。

ストーカー調査の依頼を受けるところから始まり、それをきっかけに、神宮寺と洋子が初めて出会った時の事件を思わせる事件に巻き込まれていきます。

基本的には従来と同じコマンド選択型のアドベンチャーゲームです。タバコを吸うコマンドもちゃんと用意されています。本作のシステムとしての特徴のひとつはザッピングシステムで、これは前作の未完のルポでも導入されていましたが、より分かりやすいシステムになっています。チャートマップが表示されるので、どの部分なのかを把握するのも簡単になりました。また、手帳、推理モード(D−MODE)、捜索モード(S−MODE)、PASS WORDのシステムが導入され、よりゲームとして楽しめる要素が追加になっています。これらのシステムは後の作品にも影響を与えていますので、シリーズ作品としても、重要なポイントになった作品と言えるのかもしれません。

ゲームとしては、寺田克也さんが手掛けるグラフィックが印象的な作品です。寺田克也さんのグラフィックと言うのは、探偵 神宮寺三郎シリーズの最初の作品から印象的なものでしたが、本作はキャラクターデザインだけでなく、グラフィック監修、メインビジュアル制作と大きくかかわった作品で、より独自のハードボイルドの世界観を感じさせる作品となっています。

探偵 神宮寺三郎シリーズの何が良いかと言えば、ハードボイルドを感じさせる世界観で、それが見事に表現された作品と言う気がします。システム面でも、単にコマンド選択型のアドベンチャーゲームにとどまらない工夫も見られて遊びやすくなっているなと思いました。ザッピングシステムにより、それぞれのキャラクターの心情が分かるのも興味深い所です。

贅沢を言えば、ザッピングシステムならではと言う要素があまり感じられなかった事でしょうか。シナリオの整合性もあるので、なかなか難しい所なのかもしれませんが、心情以外の部分での違いと言うのが、あまり感じられない所もあって、分ける必要があったのかなと思ってしまうところもあります。

探偵 神宮寺三郎シリーズとしては、続編がプレイステーションで登場しています。その前に、ファミコンで登場していた作品がまとめられて登場した、アーリーコレクションもプレイステーションで登場しています。


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