ブレイヴ・プローヴ(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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ブレイヴ・プローヴ(PS)

ジャンル:RPG
メーカー:データウエスト
発売日:1998年4月16日
ハード:PS

概要

主人公のアルスを操作して、仲の良い女の子シーナの奪われた心を取り戻すために冒険するアクションRPGです。

アクションRPGとしては、テンポ良く遊べる作品です。コマンドを上手く入力する事で連続して技を出して、たくさん出てくる敵をサクサクと倒す事が出来ます。また、精霊を仲間にする事で、特殊技を出す事も出来るようになります。大量に出てくる敵も慣れると簡単に倒す事が出来るので、戦闘自体が楽しいと感じる事が出来る作品です。

ただ、ボリュームと言う点では難点があります。まず、シナリオとしてのボリュームはそんなにないです。まだ、続くだろうと思っていたら、意外とあっさりと終わったりします。それでいて、すぐに終わってしまうという感じでは無いです。その理由が攻略対象のダンジョンひとつひとつのマップが広大だからです。

マップが複雑ではない分、そこまで迷うという事は無いのですが、基本的には正解がひとつだけの道を見つけていく手間が掛かります。道間違えたら、戻ってやり直しとなるのが大変です。

仕掛けがあって、ダンジョン攻略自体が楽しいという作品であれば、また別なんでしょうが、そこまでの仕掛けは無く、グラフィックも変わり映えしないので、同じところを延々と繰り返しているという感じになってしまっています。

シナリオを長く出来なかったから、無理矢理ダンジョンを広くしたのでは疑いたくなってしまいます。それが終盤とか、ある一定の場所だけであれば、納得できる気がするのですが、序盤から、しかも、当然、先に進めば進むほど長くなるというのはかなり大変です。

この当時の作品と言うと、ポリゴンによるグラフィックなどが特徴だったりして、こういうタイプの作品と言うのはあまりなかった気がします。そういう点でも貴重で、遊びやすい作品としての評価はそれなりだと思います。だから、余計にダンジョンの長さと言うのは気になってしまいます。

仕掛けとか作れないのであれば、いっそシンプルなダンジョン構成にして、強い敵を出すとかした方が楽しめたのではと思ったりしますが、それだとボリューム不足と言われてしまうんでしょうか。そのバランスと言うのは難しいんだなと思いました。

でも、やはり、ボリュームと言うのは単純に増やせば満足できるかと言えば、そうではなく、どこに重点を置くのが正解なんだろうと思ってしまいました。そういうのを考えてしまう作品と言う事なのかもしれません。


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