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装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編(PS)

ジャンル:シューティング
メーカー:タカラ
発売日:1998年4月2日
ハード:PS

概要

アニメ、装甲騎兵ボトムズを題材としたゲーム化作品です。タイトルにもある通り、原作の前半部分、ウド編、クメン編が舞台となっています。ボトムズを題材としたゲーム化作品はいくつか登場していますが、原作のアニメの物語を題材とした作品としては初となっています。

主人公のキリコを操作して、ATで敵を倒していく3Dのシューティングゲームです。

PR液と言う、ATの血液のような物が、重要な要素になっています。腕と脚の動作に影響して、PT液は消耗していき、その消耗を抑える事が重要になります。このPR液はミッション開始時に腕、脚の配分比率を決める必要があり、これによって、ATの性能が変わってきます。最適な比率を見つけていく事が大事ですが、そのためには何度もプレイして見つけていく必要があります。

また、ミッションディスクを追加する事で、特別な攻撃を行えるようにもなります。

ゲームとしては、ATの動きが遅いというのが気になります。原作のイメージで軽やかにスムーズに動くものと考えると、操作性に疑問を感じるような気もしました。ここら辺はゲームとしての慣れが必要と感じる部分です。

全体的な雰囲気として、原作を感じる作品にはなっているのかなと言う気はします。オープニングやデモなどの雰囲気もしっかりとしている作品です。ATの性能については気になるところがありますが、それに関しては慣れるしかない、上達するしかないというところでしょうか。もうちょっと簡単に設定出来ても良かったのではと思う部分はあります。デモ画面だけでも見てみたいという気持ちになる作品ですので、そういう点では残念に思います。

ただし、物語の短さと言うのは気になります。原作全てを描いていないというのは、タイトルから見て明らかなので仕方ないと思うのですが、ウド編はともかく、クメン編はさわりの部分しかなく、これだったら、クメン編と付けられている意味が良く分からないです。内容的にはウド編のみで、おまけとして、クメン編があったとしか思えないのは残念だなと思いました。

ちなみに本作の続編と言う形でのタイトルはプレイステーションでは出ていないです。プレイステーションで後に登場するボトムズ関連のタイトルもありますが、いずれもゲームオリジナルの物語となっています。アニメ全般を網羅した作品としては、プレイステーション2で登場するタイトルまで待つ必要がありました。そちらはボリュームたっぷりの作品になっています。


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