テストドライブ4(PS)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：レース
メーカー：エレクトロニック・アーツ・ビクター
発売日：1998年4月2日
ハード：ＰＳ

３Ｄのレースゲームです。元は海外の作品でＰＣを中心に展開していたテストドライブシリーズの作品です。

１９６０年代、７０年代、そして、当時の最新モデルであった９８年の最新モデルのマシンが登場する作品となっています。世界４カ国、５つの都市を舞台にしたレースが繰り広げられます。

チャンピオンシップやドラッグレースなど６種類のモードが選べます。

レースゲームとしては、制限時間内にチェックポイントを通過するタイプの作品になっています。当時の最新のモデルも登場していますが、往年の名車が実名で登場し、走る事が出来るというのが特徴の一つとなっていました。いかにも海外の名車と言うタイプの車が登場します。ただし、リアルな挙動を再現したという感じではなく、バランスとしても大雑把な印象を受けてしまう部分があります。

公道を舞台にしたレースと言う事で、コースはリアルな感じで描かれています。その点はなかなか楽しめるなと思うのですが、公道と言う事、他の車も登場するのがなかなか厄介です。突然、出てきた、車にぶつかってクラッシュなんて事になったりします。リアルと言えばリアルなんですが、そこはどうにかして欲しい気にもなります。毎回同じように避けないといけないのが大変です。派手なクラッシュと言うのは、意外と見どころだったりするのですが、それが理不尽に感じる部分で現れると、ちょっと切なくなります。結果として、難易度が高めの作品になってしまっています。

そういうゲームだと割り切りが必要かもしれませんが、もう少し気持ちよく走れるコースがあっても良かったのではと言う気もします。コースの数もそこまで多く無い所も、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。

テストドライブシリーズとしては、続編がいろいろと登場していますが、プレイステーションでは5やスピンオフ作であるオフロード2が登場しています。ちなみにそれらのタイトルは、エレクトロニック・アーツ・ビクターではなく、カプコンから登場していたりもします。

日本での人気と言う点ではあまりピンと来ない所もあるのですが、海外では長く続いているシリーズと言う事で、それなりに人気があったという事なんでしょうか。ナンバリングタイトルだけでなく、スピンオフとなる、派生タイトルもいろいろと出ているシリーズです。

同様の作品としては、日本ではオーバードライビンと言うタイトルで出ている作品もあった、ニード・フォー・スピードと比較される事もあります。

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