パラサイト・イヴ(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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パラサイト・イヴ(PS)

ジャンル:RPG
メーカー:スクウェア
発売日:1998年3月29日
ハード:PS

概要

瀬名秀明さんの小説、パラサイト・イヴを原作とした作品です。ただし、原作から数年後のお話となっていて、アメリカが舞台、主要な登場人物もオリジナルと、物語としては全くの別物の作品です。ミトコンドリアが暴走するという部分以外の共通点は、ほとんどないです。一部、キャラクターが重なるだけです。

ある事件がきっかけで特殊能力に目覚めた刑事のアヤ・ブレアを操作して、戦っていきます。

シネマティックRPGとムービーや映画のような演出が特徴の作品として登場していますが、ゲームとしてはアクションRPGとなっています。ファイナルファンタジーシリーズで採用されていたATB、アクティブタイムバトルを引き継いだような形になっていて、行動するためには、ATBゲージを溜める必要があります。ただし、移動は自由に出来るので敵の攻撃を避ける事は出来ます。

見た目としては、どうしてもバイオハザードの影響を感じてしまう作品です。細かい設定としては違いはあるのですが、登場する敵の見た目の雰囲気がバイオハザードに登場するクリーチャーに似ていると思いますし、銃で戦うなどの部分にも共通点が見られます。ただし、操作性は違いますし、アクションRPGと言うゲーム性も違うので、プレイしてみると、ゲームとしての違いは感じます。単なる真似ではなく、それなりのRPGにしている点は、何だかんだでスクウェアの凄さと言うところかもしれません。RPGになっている事で、アクションが苦手な人でもクリアを目指せるというところも利点と言えるかもしれません。

また、武器の改造などのやり込み要素もあります。しかも、改造した武器は2周目に引き継ぐ事も可能です。2周目以降でプレイできるクライスラービルは、ローグライクゲームのような感覚でも楽しめますし、難易度は高くなっているので、改造した武器を使うという楽しみもあります。しかも、単におまけと言う訳ではなく、クリアする事で真のエンディングに到達する事が出来るようになります。

続編と言うのが登場しているのですが、そちらは操作がいわゆるラジコン式と言われる形の操作になったり、アクション性が増したバトルと、よりバイオハザードらしさが増した作品となっていて、そういう方向への進化で本当に良かったかと少し疑問に思ってしまう部分もあります。とは言え、それでもRPGとして、ちゃんと楽しめるレベルの作品にはなっているんだなと思ったりはします。


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