鉄拳3(PS)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：ナムコ
発売日：1998年3月26日
ハード：ＰＳ

３Ｄの対戦格闘ゲーム、鉄拳シリーズの作品です。アーケードからの移植作となっています。前作から１９年後が舞台となっているため、キャラクターの多くが入れ替わっています。また、システムとしては、横移動などが追加になり、後の鉄拳シリーズのベースとなった作品でもあります。

主人公は三島一八の息子、風間仁となっています。こういう部分でも後のシリーズに繋がる部分が多いです。

元々、アーケードで人気があった作品で、前作、前々作と比べて、進化した部分がプレイステーションで再現できるのかという期待と不安の中で登場したタイトルでもあります。さすがにプレイステーションと言うハードで全てを同じように再現するという事は難しかったようですが、それでも期待に応えてくれた作品と言う気がします。特にキャラクターの美麗さは目を見張る物があります。

プレイステーション版オリジナルの要素として、オープニングやエンディングのムービーの追加や、鉄拳フォースと言うベルトスクロールアクションのようなモードや、鉄拳ボールと言うバレーボールのようなボールを殴って相手に打ち返すモードの追加、オリジナルの追加キャラクターと言うのもあったりしています。ちなみに鉄拳フォースはクリアを重ねることで隠し要素が解禁されるという仕組みになっていたりします。また、追加キャラクターとして登場するゴンは、当時、モーニングに連載されていた漫画のキャラクターから来ています。

移植レベルが高いだけでなく、追加要素も充実していて、プレイステーションを代表するタイトルとして相応しい作品になっていると思います。対戦型の格闘ゲームとしては、売り上げ本数が世界的に見ても多い事でも知られています。

プレイステーション版の鉄拳シリーズとしては、最後の作品となり、次作以降の移植版はプレイステーション２での登場となっています。初代と２のプレイステーション版の鉄拳に関してはゲームアーカイブスで配信されていて、比較的簡単に遊べる環境が整っていますが、本作に関しては配信されていません。そういう事情もあったため、後にプレイステーションハードの復刻版、プレイステーション クラシックに収録されていたりします。プレイステーション版ならではの追加要素がある事を考えれば、もっと気軽に楽しめる環境があっても良いのではと思ったりします。ちなみに、アーケード版と言う事であれば、ＰＳ２の鉄拳5での隠し要素で遊べたりします。

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