金田一少年の事件簿2 地獄遊園殺人事件(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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金田一少年の事件簿2 地獄遊園殺人事件(PS)

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:講談社
発売日:1998年3月26日
ハード:PS

概要

漫画で、当時、アニメにもなっていた、金田一少年の事件簿のゲーム化作品です。

主人公の金田一一を操作して、殺人事件の謎に挑みます。舞台は遊園地で3Dで表現されています。あちこち移動しながら、事件に巻き込まれたり、事件解決のための情報を集めたりしながら、進めていきます。

リアルタイムのような形で進行するのは、なかなか面白い試みだと思うのですが、まず最初の難点として、3Dの移動が厄介です。リアルさをアピールしているのかもしれませんが、広大なマップをあちこちと移動しなければいけないのが大変です。しかも、3Dでの移動と言う事で、3D酔いしてしまいそうになります。これにリアルタイムと言うのが加わるのが厄介さを増していきます。時間を考えて移動しなければいけないため、素早く動く必要があり、それが更に3D酔いが酷くなるなんて悪循環になったりします。

肝心の推理の部分も、ちょっと無理矢理に感じる部分があります。選択肢自体が分かりにくい上、当然、製作者側の意図に沿ったものを選ばないと正解とはならないため、どうして、その選択肢になるのか良く分からなかったりします。

推理物の場合、自分で考える部分があると、別の可能性があったのではと思ってしまう事があり、それをプレイヤーに上手に納得させる事が必要になるのですが、それが出来ていない気がしました。漫画とかであれば、話の流れで納得するところもあるのですが、自由に選べそうという選択があるとそうなってしまうのかなと思ってしまいました。

グラフィックとかは丁寧に描かれて良いのですが、少し残念なのが、声優さんが原作のアニメとは異なる事です。プレイステーションで登場していた前作と同じで、その時には、まだアニメが放送されていなかったという事情があるのかもしれませんが、アニメを見ている人にとっては違和感を感じてしまう気がします。ちなみにプレイステーションで登場する次作も基本的には本作と同じ声優さんとなっています。本作と直接関係する事ではありませんが、作品によっても声優さんが結構違うんだなと思いました。アニメも、劇場版とで違っているところがあったり、ゲームでもセガサターン版はまた違っているみたいです。

雰囲気とかシステムとかはそれなりに面白そうな感じはするのですが、あまり作り込まれている感じはしなく、これだったら無理に3Dにしなくても、一般的なアドベンチャーゲームでも良かったのではと思ったりします。


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