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音楽ツクールかなでーる2(PS)

ジャンル:その他
メーカー:アスキー
発売日:1998年3月12日
ハード:PS

概要

ツクールシリーズの作品で、スーファミで登場していた、音楽作成ソフト、音楽ツクールかなでーるの続編です。

前作はスーファミでの登場であり、出来る事が限られていたり、保存できる容量が少なかったりといろいろと難しい所もありましたが、それに比べるとちゃんと進化しているという作品です。ハード的な事もありますが、特にメモリーカードを使えば、保存できる曲が増やせるというところは大きかった気がします。ちなみに保存した曲データは、RPGツクール3などで使用する事も可能になっています。

同時発音数24音、105種類以上の音色が用意され、シーケンサー機能も充実、コードとリズムパターンを選ぶだけで伴奏をつけてくれる自動伴奏モードを搭載なんてのが特徴してあげられています。

専門的な作曲が出来るソフトと比べると見劣りする部分はありますが、そこまで専門的ではなく、音楽をやってみたいと思う人にとっては、出来る事が揃っているのではと思います。あれこれと出来ると、逆に何をやって良いか分からない所もあり、ある程度、限られた範囲の中で始めた方がやりやすいのかなとも思います。どの程度、本格的にやりたいかによっても評価は変わる気がします。

ちなみに音楽ツクールシリーズとしては、プレイステーションでもう1作登場していますが、かなでーるのタイトルは付けられていません。

ツクールシリーズの作品と言うのは、広告とか見ると、とても楽しそうで興味深いなと思ってしまうのですが、実際に手にして作ってみようと思っても、なかなか完成までには至らないなと思ったりします。そんな中、きちんとツールとして使いこなしている人を見ると、凄いなと素直に思ってしまいます。今だと、動画配信サイトなどもあるので、当時よりも今の方がいろいろな使い方をして、特徴ある作品が生み出されているのかもしれないと思いました。そういうところでは、ハードによる特徴がいろいろと出るコンシューマ版のツクールシリーズの方がいろいろと面白い事が出来るのかもしれません。

そういう観点から見ると、本作ならではのオリジナルと言うのをいろいろと感じる事が出来るのかなと思ってしまいました。制約が多いからこそ、興味が惹かれる事があるというのは、面白い所でもあります。逆にハードが進化して、ソフトも進化しすぎてしまうと、コンシューマ機で出している意味自体が失われていくのかもしれないなんて事を少し思ったりします。


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