立体忍者活劇 天誅(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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立体忍者活劇 天誅(PS)

ジャンル:アクション
メーカー:ソニー・ミュージックエンタテインメント
発売日:1998年2月26日
ハード:PS

概要

主人公の忍者、力丸、彩女を操作して任務を遂行するアクションゲームです。後にシリーズ化される天誅シリーズの第一弾です。一応、戦国時代が舞台となっていますが、歴史上の人物が登場するという訳でもなく、それは江戸時代なのではと思われる部分もあって、厳密さと言う意味では少し怪しげな感じもします。

ゲームとしては、与えられた任務を達成する事が目的となります。任務には悪徳商人を成敗したり、密書を運んだり、捕虜を助けたりと、如何にも忍者の任務という感じの物が用意されています。忍者が主人公と言う事で、目立たないように行動する事が求められるのが特徴となっています。敵に見つからないように忍び込んで、気づかれない内に倒すなんて事が求められて、正面突破で強引にと言うのでは、本作の面白さは味わえないです。

攻略のパターンが豊富に用意されているのも特徴的で、各ステージでは割と自由に振る舞う事が出来るので、どういう経路で進むのかを考えながらプレイするのが楽しいです。忍具を使っての攻略が重要で、どの忍具を使うかによっても攻略のパターンが決まっていきます。同じステージでも何度もプレイして、新しい攻略方法を見つけるなんて楽しみ方も出来たりします。ステージごとにプレイが評価されて、その結果が最高ランクであれば、特殊な忍具を貰う事が出来るので、そこを目指してプレイしたくなります。

シリアスな雰囲気と、コントのような雰囲気も同時に持っている作品で、時代劇のように格好良く敵を倒していく事も出来れば、時代劇コントのように、ギャグなのかと思えるやり方で攻略する事も出来るのも楽しいです。ストーリーとか、あっても無いような物なので、そういう雰囲気が許されるのかもしれません。

この当時の作品で、しかも、一作目と言う事もあってか、粗いなと思ったりする部分もあるのですが、そのいい加減さが、本作ならではの面白さと感じさせてくれる部分もあります。ステージの数など、物足りなさはあるのですが、本作の後に、本作の海外版ステージや任務作成モードが追加になった立体忍者活劇 天誅 忍凱旋や、任務作成モードで作られたステージの募集、その中から厳選されたステージが選ばれた立体忍者活劇 天誅 忍百選と言うタイトルも登場していて、そういう不満にも対応してくれています。

続編もプレイステーションで登場していますが、基本的な面白さで言えば、本作で十分に完成されているんだなと実感します。


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