ウイニングポスト3(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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ウイニングポスト3(PS)

ジャンル:シミュレーション
メーカー:コーエー
発売日:1998年2月26日
ハード:PS

概要

競走馬育成シミュレーションゲーム、ウイニングポストシリーズの作品です。2はスーファミが最初で、その後、様々なハードに移植されていましたが、本作はPC版が最初で、本作はプレイステーション版となっています。プレイステーション版としては、2、2 プログラム96、2ファイナル97に続いての作品となっています。

競走馬を育成してレースを勝っていくという基本的な部分には、変わりありませんが、本作では、好きな馬の血統を残していくという部分に焦点が置かれています。そのためか、前作で賛否のあった30年と言う時間制限が無くなり、長い間楽しめるようになっています。

30億円の資金を元手に、譲り受けた種牡馬をベースに自分だけの血統を作り上げていきます。

血統と言う要素が大きくなったためか、両親の能力と言うよりは、血筋と言うのが大事になり、配合理論による馬の生産が重要な要素となっています。その配合理論を考えて馬を生産するのは楽しい所でもあるのですが、その部分にランダムな要素がほとんどないため、組み合わせがあっていれば、楽に強い馬を作れてしまうところがちょっと悩ましい所です。あまり難しかったり、ランダム過ぎると強い馬を作るのが大変になり、苦労するだけの作品になってしまうのですが、やり方が分かってしまうと、楽に進めてしまうというのは、良いと思うところともう少し骨があってもと思ってしまい、難しい所だなと思ってしまいます。

後の作品を考えれば、複雑になり過ぎているところもあるので、本作ぐらいの方が気軽に楽しめるという感じかもしれませんが、やり込むという意味では、もうちょっと難易度が高くても良いのかなと思ったりしました。その辺り、単にゲームをクリアする、楽しむという意味ではこのぐらいで、極めて最強馬を目指すなら、もう一工夫と言う感じでしょうか。その辺りのバランスは難しい所ではあります。

テンポ良く進める事が出来て、自分なりの競馬の歴史を築いていけるという点では楽しめる作品と言う気がします。イベント関連も充実している作品となっています。結構、秘書の方も含めて、たくさんの人が出てくるんだなとしみじみと思ったりします。

データが新しくなった、プログラム'98と言うのがプレイステーションで登場していますが、そちらはライバル馬主が登場したりと、ちょっとした追加要素があったりします。また、更なる続編のプレイステーション版も後に登場しています。


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