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プリズムコート(PS)

ジャンル:シミュレーション
メーカー:富士通パソコンステムズ
発売日:1998年2月19日
ハード:PS

概要

女子高バレー部のコーチとして、チームを全国大会優勝に導く事が目的のシミュレーションゲームです。女子高のバレー部が舞台と言う事で、想像できるかもしれませんが、恋愛シミュレーションの要素がある作品です。ただ、バレーボールの部分もちゃんとしていて、その部分だけでも楽しめる作品と評価されています。

コーチとなったのは弱小バレー部で一度も勝った事の無いチームで、勝つことの喜びを味あわせるために選手をトレーニングします。基本的には、メニューを決めてトレーニングをしていきますが、個別のトレーニングや会話イベントなども豊富に用意されています。

選手の適性を見極めてポジションを決めたり、トレーニングする事が大事になります。

ちなみに当たり前ですが、当時のバレーボールのルールが基本となっています。リベロやラリーポイント25点制と言う時代ではないです。ただし、得点の方式はラリーポイント制も選べたりします。

お話としては、熱血スポ根みたいなノリなのですが、個別のイベントが丁寧に描かれている印象があります。展開によっては、選手個別のルートもあります。個別のルートでは、それぞれのキャラクターがしっかりと描かれていて、恋愛シミュレーションとして、ちゃんと抑えられている気がします。その上で、バレーボールのシミュレーションゲームとしても面白さを感じます。それが試合の時です。

試合は基本的には自動で行われます。サインを送ったり、タイムでアドバイスをする事しか出来ないのですが、それがコーチをしている気分をちゃんと味わえるようになっています。いわゆるスポ根ものなので、スポ根物には欠かせない必殺技などがあるのですが、それを指示によって破るなんて展開になると、熱いなと思ってしまいます。

パロディ部分が豊富で、注意深く見るとたくさん隠されているのが分かります。分かるとニヤッとさせられるものばかりです。ライバルキャラの名前がバレーの熱血スポ根アニメから来ているとしか思えないです。

作品として、知名度が高い訳ではありませんが、ゲームとしては良く出来ていると感じます。必殺技とかあるので、トンデモになりそうな気配もありますが、そういう事も無く、シナリオ、個別のルート、バレーボールのゲームのバランスが良いなと思います。唯一気になるとすれば、勝ちにこだわると、ルート選択が難しくなる事でしょうか。でも、それが現実なのかなと思うところもあります。


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