クーリエ・クライシス(PS)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：BMGジャパン
発売日：1998年2月19日
ハード：ＰＳ

メッセンジャーとなり、受取人を探してメールを届ける事が目的と言う作品です。ちなみにタイトルのクーリエはＣｏｕｒｉｅｒと言う綴りで、宅配便の事だそうです。

ルールとしては、シンプルで自転車に乗るプレイヤーを操作しながら、３Ｄの街を走り抜けて、受け取ったメールを制限時間内に届ける事が目的となります。ちなみに自転車は実売のＭＴＢ、ＢＭＸなんだそうです。そこまで拘るところなのか、分かりませんが、パッケージにアピールされていました。

このゲームの特徴としては、メールを届ける事が出来れば何をやっても良いというところです。街には車が走っていたり、通行人がいたりしますが、構わずにメールを届ける事が重要になります。この辺り、分かりやすく説明すると、クレイジータクシーの自転車版と言う感じでしょうか。ただし、発売自体は本作の方がクレイジータクシーより前に登場していますので、本作のタクシー版がクレイジータクシーと言う方が適切かもしれませんが、分かりやすく説明するとそんな感じです。

道行く人は様々で、大人やら子供やら、男の人やら女の人、そして、ネタ的なゾンビや宇宙人など様々です。それらの人を構わず、ぶっ飛ばしたりしながら、メッセージを届けるというハチャメチャな感じです。

様々なトリックを決める事が出来るのですが、このトリックは単に見た目の格好良さだけではなく、残り時間が補充されたり、スピードアップやライフなどの効果が得られるので、攻略にも重要になってきます。

ただ、馬鹿馬鹿しいだけのゲームでは無くて、テクニックもしっかりと求められているところが本作のしっかりした部分だと思います。そのバランスが絶妙であえて、通行人にぶつかる事で上手く攻略できるようになっていたりします。当然、現実でやってはダメな事なのですが、それがゲームの中でなら許されるというところも見事だなと思ってしまいます。

ゲームの目的としては、制限時間内にメッセージを届ける事なので、その時間をオーバーしてしまうとあっさりとクビになってしまいます。ただし、そこで止めずにゲームを続ける事も可能です。

テクニックを磨くために練習するのが一応の目的なのかなと思いつつ、通行人をひたすら攻撃なんて事も出来てしまったりします。あまりやり過ぎると、大変な事になりますが、そういうハチャメチャな感じがやはり面白いと思ってしまう作品です。今だと怒られてしまいそうですが、ほどほどの知名度で収まっているから良いのかもしれません。

Tweet