Blaze & Blade 〜Eternal Quest〜(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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Blaze & Blade 〜Eternal Quest〜(PS)

ジャンル:RPG
メーカー:ティーアンドイーソフト
発売日:1998年1月29日
ハード:PS

概要

4人同時プレイ可能なアクションRPGです。お話としては、シンプルで宝を求めて、古代遺跡を探索するみたいな感じです。探索その物を楽しむというタイプのアクションゲームになっています。

この作品の魅力の一つはキャラクターメイキングにあります。8種類の職業に、名前、性別、口調、カラーリング、守護属性などを選んで作ります。口調が意外とそれぞれのキャラの個性を際立たせてくれます。また、能力値を自由に設定する事が出来るので、力が強い魔法使いみたいなキャラを作る事も出来ます。

こだわりたくなるのが、能力値のボーナスです。能力値は最初に与えられたポイントの他に、ボーナスとしてのポイントが割り振られます。これがサイコロを3つ振った値によって決まるのですが、単純に大きければ嬉しいのと同時に、このサイコロの目が3つ揃った場合、サイコロをもう一度振れることになります。そして、また、揃ったらまたサイコロが触れるというのを延々と続ける事が出来ます。

初期ステータスの値が最終ステータスの値に影響を与えるため、ここにこだわりたくなってしまいます。ちなみに単純にクリアを目指すだけであれば、そこまでこだわる必要はないです。

遺跡をしながらレベルを上げ、アイテムを探して、装備を整えるという、そういう繰り返しが単純に面白いと感じる作品です。派手さは無いのですが、淡々と出来る楽しみがあります。加えて、それぞれ自分が育てたキャラクターを持ち寄って、プレイする事も可能になっています。みんなで遊んでこその面白さを感じる作品です。

アクションRPGとしては、魔法が少し独特になっています。魔法を使うには二つの方法があります。ひとつは自動的に魔法詠唱を行う方法でボタンを押してしばらく待つ必要があります。もうひとつはコマンド入力型になっていて、高度な魔法になれば複雑なコマンドになりますが、素早く入力出来ればすぐに使えるという利点もあり、魔法を使うキャラであれば、それが出来るかどうかが重要になります。

気になる事としては、アイテムの持てる数が限られているというところでしょうか。こういうゲームだと、アイテムを収集する楽しみというのも味わいたくなりますが、それがほとんど無理になっています。今、プレイすると、グラフィックとか気になるところが出て来てしまうと思いますが、ゲームの作りとしては今でも十分に通用するのではと思ったりします。こういうゲームをプレイすると、RPGにシナリオは必要なのかと言うのが気になってしまいました。もちろん、作品によっての違いもあるので、どちらが良い悪いではないですが、こういうタイプのゲームでもちゃんと楽しめるんだなと思います。

後に続編と言うか、本作で作成したキャラクターが使える、追加シナリオ集という感じの作品も登場しています。


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