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ロストチルドレン(PS)

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:ゲームバンク
発売日:1998年1月15日
ハード:PS

概要

映画、ロストチルドレンを原作とした3D探索型のアドベンチャーゲームです。主人公は映画とは違い、孤児院に住むエミットとなっています。子供が行方不明となる事件が多発している街を舞台に、事件の謎に挑んでいきます。映画での主人公のワンも登場しています。エミットの声優が宮村優子さんと言うのも特徴のひとつとなっています。

ちなみに映画はエイリアン4、アメリなどで知られているジャン=ピエール・ジュネ監督作品です。

原作映画の怪しげな、幻想的な雰囲気を感じる事が出来る作品と言う気はします。グラフィックなど、今見ると、気になる所はありますが、当時としては雰囲気は良く出ている気がします。ただ、ゲームとしては、不親切に感じる部分も多いです。

映画を見ている事が前提なのか、説明不足に感じる部分が多々あります。オープニングのナレーションとか聞いて、理解しろと言う感じなのかもしれませんが、ゲーム開始してからすぐに何をして良いのか分からなくなります。一応、序盤はマニュアルを見ればどうにかなりそうだなと思うのですが、それを過ぎるとほぼノーヒントで進める必要が出てきます。

操作性もあまり良くなく、これは元は海外のゲームと言う事が関係するのかもしれませんが、慣れるまでは大変です。エミットはあちこちぶつかると、声を上げるのですが、それがうるさくて仕方ないと思ってしまいます。早く操作に慣れろと言う感じなのかもしれませんが、別に何度も声を出さなくてもいいのではと思ってしまいます。

エミットの声優が人気声優のみやむーこと宮村優子さんと言うのは良い所なのですが、ぶつかった時や動作によって同じセリフ、何も出ないわ、絶対無理だわが繰り返しになるところは少ししつこいなと思ってしまいます。

お話自体はそこまで長くないのですが、ほとんどヒントが無い状態で進めないといけないために、余計な時間だけが掛かってしまいます。攻略サイトなどを見て、プレイするとあっけなく感じてしまうぐらいの長さです。

しかも、急展開で説明不足な所も多く、そういう作品と言ってしまえば、それまでなんですが、もうちょっとどうにかならないかなと思ったりします。映画を見ていれば、人物など、多少は理解できるのかもしれませんが、見ていないと、人物説明などもゲーム中にはほとんどないので意味不明な気もしてしまいます。最後も急な展開で戸惑ってしまいます。最初の雰囲気が全てだったなと思ってしまうような作品です。


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