グルーヴ地獄V(PS)-おきらくゲームソフト事典-

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グルーヴ地獄V(PS)

ジャンル:その他
メーカー:ソニーミュージックエンタテインメント/エピックレコード
発売日:1998年1月8日
ハード:PS

概要

自ら、クソゲーと名乗っている何とも不思議な作品です。テクノユニット、電気グルーヴがプロデュースしている作品でもあります。ゲームの目的としては、超高機能なミュージック・エディタで音楽を楽しむことになっているのですが、そのために必要な音源を集めるのが大変です。

バイトと呼ばれるミニゲームでお金を稼いでガチャガチャにチャレンジして音を集めるのが基本となります。このミニゲームのバイトと言うのが、本作がクソゲーと名乗っている理由でもあります。例えば、延々と流れてくるボールペンにキャップを付けていく、道を通り過ぎる人をカウントしていく、心霊写真かどうかを判定するなどなど、数としてはそれなりに用意されているのですが、内容としては、一瞬、ちょっとは面白いのかなと思ってしまうのもありますが、実際にプレイするとどれも単調ですぐに飽きてしまいます。ちなみにバイトには滅多に出現しないレアバイトなんてのも存在していたりします。

しかも、ガチャガチャは運に左右されるので、せっかく稼いだお金が無駄になってしまう事もあります。

ミュージック・エディタとしては、集めればそれなりに豊富な音源はありますが、出来る事は限られているので、超高機能と呼べるのかは微妙な気がしました。ゲームとしてのふざけた感じは、電気グルーヴらしさを感じる部分と言えるのかもしれません。ネタとしての要素はたくさん含まれていますので、そういうのを見つけるのは楽しかったりします。そこを楽しめるかどうかで評価が変わっていきそうですが、そもそも、クソゲーと自ら言っているので、その通りだとして、評価が下がるのかと言われれば、それもまた違うのではと思ってしまうところでもあります。

真面目にやろうとするとなると、苦痛に感じてしまうところもありますが、ネタとして割り切って遊べば楽しめるという気もします。ミニゲームは単調なのですが、それが何となくクセになって気が付いたら時間が経過して、虚しさだけが残るなんて事もあったりします。そういうのも含めて、計算されているとしたら、見事に罠にはまってしまっているのかもしれないです。

続編がプレイステーションポータブルでバイトヘル2000と言うタイトルで出ています。音源集めのコンセプトは無くなっていて、よりバイトがメインの作品となっています。ミニゲームのバイトの数は更に増えているので、バイトによっては意外と楽しめる物があったりします。


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