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戦乱(PS)

ジャンル:シミュレーション
メーカー:エンジェル
発売日:1996年8月23日
ハード:PS

概要

戦国時代を題材とした戦略シミュレーションです。

小谷城、長篠城、姉川、稲葉山城、川中島、桶狭間、賤ヶ岳を舞台とした7つの合戦を題材としています。

史実に合わせた大名同士の戦いで、小谷城であれば織田信長対浅井長政、川中島であれば武田信玄対上杉謙信、桶狭間であれば織田信長対今川義元の戦いが描かれています。

元はPCのゲームでプレイステーション移植版となっています。

内政や外交などの国を経営する要素などは全くなく、シンプルに合戦だけのシミュレーションゲームです。タイトル、そのままと言えるのかもしれません。どちらかの代表を選び、与えられた戦力で勝利条件を満たす必要があります。初級、中級、上級の3つの難易度が用意されています。

ゲーム中に登場する武将の姿が、実際の肖像画をベースにしているところからも感じられるところもありますが、とても硬派な作品となっています。その分、派手さが感じられないところもあるのですが、リアルタイムで進行する部分など、リアルな合戦をシミュレーションしている感覚を味わえます。

プレイの仕方など、最初は分かりにくい所もあるのも事実ですが、練習モードが用意されているので一通りプレイすればある程度、流れは理解する事が出来ます。実際にプレイしてみると、そこまで複雑ではなく、部隊を移動させて戦わせるだけと言う感じです。敵の動きを考えて動かす必要があります。戦力の差と言うのも意識する必要があり、人数で優っているのであれば、正攻法でまともに戦う事も出来ますが、兵力差が大きい場合には、全ての敵と対峙する事は難しくなりますから、どの敵を相手にするのかをしっかりと考える必要があります。

戦力なども史実がベースとなっているのも特徴のひとつとなっています。有利不利が割とはっきりしているのですが、例えば、桶狭間の戦いなど、圧倒的な今川軍の兵力に対して立ち向かう織田軍と言うように史実のように勝とうとすると難易度が高くなる合戦と言うのも用意されています。

史実通りの決着を目指すのか、歴史のifに挑戦するのかも選ぶことが出来ます。

派手さが無く地味である印象はぬぐえませんが、だからこそ感じる面白さがあるなと思いました。もし、あの時、こうしていたら、歴史が変わっていたかもしれないと想像するのが楽しいです。そして、どうしてこんなに簡単に勝てる条件だったのに、負けてしまったのかと想像するのも楽しいなと思ってしまいました。


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