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合格ボーイシリーズ 学研 歴史512(GB)

ジャンル:その他
メーカー:イマジニア
発売日:1998年5月29日
ハード:GB

概要

合格ボーイシリーズの作品です。学研の名前を冠した作品で、小学校高学年レベルの歴史が題材となっています。入試に出た要点がランク順に出ています。ちなみにランクはAからCになっていて、絶対暗記のAランク、入試で差が付くBランク、難関校をめざすCランクとなっています。

選択モード、暗記モード、組み合わせモード、年代あてモードの4つのモードがあります。選択モードは穴埋めになっているところの用語を選択して正誤の判定を受けます。暗記モードでは、自分が覚えられたかどうかを自分で判断します。間違えた所は何度も繰り返して覚える事が出来ます。組み合わせモードでは、関係のある二つの用語を選びます。年代あてモードでは、年代に特化した問題が出題されます。年代を覚えるためのごろ合わせなんてのも表示されます。

小学校高学年レベルの歴史と言う事で、一般常識と言う範囲に収まるのかなと言う気はします。とは言っても、年号とかは覚えていないのもあって、全問正解となると難しい気はしますが、答えをしれば、そうだったなと思うところが多かったです。

当時の学習指導要領に従っているので、今では変わっている部分もあります。特に歴史だとその傾向が強いのかなと思います。例えば、昔は鎌倉幕府の成立が1192年で、イイクニ作ろう鎌倉幕府だったのが、1185年と言うのが定説となって、イイハコになったなんて話もあります。

そういう違いを知ってみると、当時の定説と今の定説が変わっているんだなと思いつつ、今の定説もいつ変わるか分からないという気もしました。そういう観点から見ると、こういう事を教えていたという意味では貴重な資料となるのかもしれないとほんの少しだけ思ったりしました。

学研が関わっている作品と言う事で、内容の時代的な変化は置いておいて、しっかりとした内容にはなっているとは思います。ただし、ゲームボーイなので、説明が簡略されているのかなと思う部分は気になりました。また、この合格シリーズでいつも思う事ですが、そもそもゲームボーイで出していた事に意味があったのかなと思ってしまいます。特別なゲーム性も無いですから、わざわざゲームボーイでやる必要性と言うのは感じられないです。

合格ボーイシリーズの作品と言うのは続いていきますが、本作の後に登場する、□いアタマを○くするのタイトルが付けられた作品に関しては、ゲーム性が増して、ゲームボーイで出した意味と言うのを多少は感じさせるものになっています。


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