ドラえもんカート(GB)-おきらくゲームソフト事典-

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ドラえもんカート(GB)

ジャンル:レース
メーカー:エポック社
発売日:1998年3月20日
ハード:GB

概要

ドラえもんのゲーム化作品です。タイトルを見るだけで、想像が出来てしまうかもしれませんが、とても分かりやすく説明すれば、マリオカートのキャラクターがドラえもんになった作品と言う感じです。

一応、設定としては、ドラえもんの道具、はこにわカートで遊ぶというお話になっています。はこにわカートはコースも作れるという事で、のび太、ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の作ったコースで競います。

ちなみにコースを作れると言っても、プレイヤーが自由にコースを作れるモードがある訳ではないです。あくまで、のび太たちが作ったコースです。

ゲームには、シナリオモードとVSモードとタイムアタックのモードが用意されています。

シナリオモードでは一周クリアすると、追加のキャラクターとして、ドラミちゃんが登場したりもします。

ゲームのルールとしてはマリオカートそのままでアイテムがドラえもんのひみつ道具に変わっているぐらいです。ただし、ゲームの面白さがマリオカート並みかと言われると何とも微妙な感じです。まず、一番気になるところは画面のちらつきでしょうか。ゲームボーイでモノクロな上、酷いチラつきと言うのは見にくくて仕方ないです。特にシナリオモードで競っている時には酷いです。

もうひとつ気になるのは、コンピュータの運転です。コーナーが苦手なようで、コーナーが多いコースだと簡単に勝つ事が出来てしまいます。一般的なレースゲームで言えば、コーナーが多いコースと言うのは難易度が高いとなりますが、本作はそれが逆で一見難しそうなコースだと、コンピュータが勝手にミスしてくれて楽にクリア出来ると不思議な事になっています。あえて好意的に言えば、難しいコースでもクリア可能と言うところなのかもしれませんが、ゲームのバランス考えると納得は出来ないです。

キャラクターゲームとしては、レース中のキャラクターの表情の変化や、原作を意識しているようなコースや背景、ひみつ道具の効果など、楽しめる要素はあると思います。ただし、肝心のレース要素の出来が残念なことになっているのでそれでだけで満足できるかと言われれば微妙な気がしてしまいます。ドラえもんのゲームとしては、いろいろとありますが、レースゲームと言うのは珍しい気がします。でも、この出来だと出して正解だったのかも疑問です。

厳しい評価を受けている作品ですが、続編と言うのもゲームボーイで登場しています。ただ、そちらも本作同様厳しい評価を受けている作品だったりします。


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