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ゲームで発見!!たまごっち オスっちとメスっち(GB)

ジャンル:シミュレーション
メーカー:バンダイ
発売日:1998年1月15日
ハード:GB

概要

おもちゃのたまごっちのゲーム化作品です。タイトルにはありませんが、ゲームボーイでは3作目として登場しています。タイトルにもある通り、当時、新しく登場していた、たまごっちオスっちメスっちのタイミングに合わせたような形で登場しています。

たまごっちを育てる育成シミュレーションと言う基本的な部分には変わりありませんが、いろいろと変更点もあり、プレイ感覚としては、前作、前々作と変わっています。短期間に、二作目、三作目と出ていますが、開発したところが変わったという理由もあるみたいです。

大きな特徴の一つとしては、カセットに時計チップ、音源チップを内蔵している事で、それまではゲームボーイの電源を入れている時だけしか育てる事が出来なかったのですが、実機のたまごっちのようにリアルタイムで育てる事が可能になっています。しかも、音源チップが内蔵しているので、ゲームボーイの電源を入れなくても、呼び出してきたりします。

更に大人まで育った、たまごっちはブリードして子供を作る事も可能になっています。ブリードは通信機能に対応していたりもします。

前々作から前作は分かりやすく進化したという感じでしたが、本作は新要素もありますが、全体としては、大会などの要素が無くなったりしているため、ゲーム性が薄くなり、こじんまりとしていて、スケールダウンした印象を受けてしまう作品になっています。開発期間とか、開発会社の変更が影響したのかは分かりませんが、それを疑ってしまうような内容です。

加えて、たまごっちブーム自体が落ち着いていた時期もあってか、前作までのようにヒットしたという事にはならなかったようです。ちなみに、本作がゲームボーイでのたまごっち作品の最終作となっています。

リアルタイムで育てられるようにしたというのは画期的なような気もしますが、ゲーム性が失われてしまうとゲームボーイで登場している意味は薄くなってしまうのではと言う気もします。ブーム自体が落ち着いていたというのも考えると、代用品としての魅力も感じられなくなったというところなんでしょうか。

ちなみにおもちゃのたまごっちの方はブームが終わり、バンダイが不良在庫を大量に抱えるという問題になっていたりして、一度、終わってしまいます。しかし、後に復活して、最初ほどの大ブームとはなっていませんが、安定した人気があるおもちゃとして続いていく事になり、そちらのゲーム化作品と言うのも携帯機を中心にいくつかのハードで登場しています。


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