オセロ(GB)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：テーブル
メーカー：河田
発売日：1990年2月9日
ハード：ＧＢ

オセロのゲーム化作品です。タイトル通りオセロその物のゲームと一言で終わってしまうようなシンプルなゲームです。対戦相手は４つのキャラクターから選ぶ事が出来、強さが違っています。ちなみに見た目も、一応、違いますが、対戦の時のグラフィックに現れるぐらいで、そこまでキャラクターとしての区別は無いです。

強いキャラクターになるにつれ、思考時間が長くなっている点には注意が必要です。ＣＯＭ１、ＣＯＭ２であれば、そこまで時間が掛かりませんが、ＣＯＭ３からは時間が掛かるようになり、ＣＯＭ４はかなり待たされる事を覚悟する必要があります。

この手のゲームに良くある難点ですが、制限時間を付ける事も出来るので、それによって、多少は改善する事が出来ます。ただし、レベルが高い相手、ＣＯＭ３、ＣＯＭ４に関しては、設定した制限時間が短いと、その実力を発揮する事が出来ないので、注意が必要です。逆に言えば、制限時間によっては、勝ちやすくなると言えるのかもしれません。それで勝って嬉しいかは別の問題です。

対戦後に、リプレイで対戦を振り返る事が出来ます。どの手によって、有利不利になったのかをちゃんと検討する事が出来ます。リプレイでは盤面をエディットする事も可能なのでいろいろと研究する事も出来ます。

ちなみに対戦の途中でもエディット機能を使う事は出来ます。プレイヤーを変える事も出来るので、困ったらコンピュータに任せるなんて事も出来ます。盤面も自由に変える事が出来ます。不利な状態をエディット機能でひっくり返して対戦を続けるなんて事も一応できます。ただし、それで勝って楽しいかは分かりません。

ゲームボーイを２台使っての対戦は出来ませんが、白、黒ともにプレイヤーを選べば１台で対戦する事も出来ます。また、白、黒ともにコンピュータにすれば、コンピュータ同士の対戦を見る事も可能です。それによって、コンピュータの腕前を見たり、研究する事も出来ます。ただし、選んだレベルによっては、思考時間の長さは覚悟する必要があります。

ファミコンでも本作と同名のタイトルでシンプルなオセロのゲームが登場しています。同一メーカーから出ていますので、本作はゲームボーイ版と言う位置付けでしょうか。定番のテーブルゲームがゲームボーイで楽しめるという作品です。ゲームボーイの作品としては、初期の作品と言う事もあり、特別な事はありませんが、シンプルにコンピュータ相手の対戦をそれなりに楽しめる作品と言う気がします。

Tweet