谷川浩司の将棋指南III-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：テーブル
メーカー：ポニーキャニオン
発売日：1989年9月14日
ハード：ＦＣ

将棋のゲーム化作品です。谷川浩司の将棋指南シリーズの第３弾にあります。
ゲームモードとしては、対局、名人戦、はさみ将棋、スロット将棋、棋譜鑑賞があります。
対局、名人戦などは前作と同様の感じになっています。追加になって特徴的なのは、はさみ将棋とスロット将棋です。はさみ将棋は、自分のコマで相手のコマをはさんで取っていく一般的なはさみ将棋になっています。
そして、もうひとつの特徴で本作の話題になると注目されるのがスロット将棋です。このスロット将棋、動かすコマを自分で決めるのではなく、スロットで決められます。スロットには３つのコマが示され、そこに表示されたコマだけを自分の手順で動かすことが出来るという物になっています。
自分の思うようにコマが動かせないため、将棋の上手い下手ではなく運任せという感じになり、異質なゲームになっています。また、スロットには将棋のコマの他に７があり、７が３つ揃うと、７回連続で指す事が出来るという圧倒的優位な状況を作り出せたりします。トンデモな感じですが、問題はこのスロットが目押し出来てしまうこと、簡単に７を３つ出せてしまうとゲームとしては、意味がない物になってしまっています。
このスロット将棋、本作としてはルーレット関係の問題で、ネタにしかならない感じですが、アイデアとしては結構面白い気がします。
ただ、前作の流れを受け継いで純粋な将棋をしたいと考える人たちにとっては蛇足な感じだったのかもしれません。

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