武田信玄-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：シミュレーション
メーカー：ホット・ビィ
発売日：1988年3月28日
ハード：ＦＣ

武田信玄を題材とした歴史シミュレーションです。武田信玄となり、信州平定、川中島の上杉謙信との戦い、日本を統一するために織田信長と戦います。
信州平定をするためには、十三カ国を制覇するために戦い、領地を広げる必要があります。内政でパラメーターを上げ、国を豊かにし、兵を増やして敵国へ進出するというのが、歴史シミュレーションゲームの基本となりますが、大きな問題が発生します。それがパスワードによるコンティニュー。
パスワードの数が１５文字と短いのはいいのですが、イコール保存される情報が少ないという事になります。実際に保存されるのは、取った国は記録されるのですが、ほとんどの数値が初期値に戻ってしまいます。そのため、パスワードを取ってプレイする事が前提だと、内政で国力を上げる事があまり意味が無いものになってしまうというシミュレーションゲームとしては致命的な問題が発生してしまいます。
逆にそれを割り切って兵力を増やして戦闘だけで進めていくゲームだと考えれば、信州平定後の上杉謙信、織田信長との戦いも納得が出来るゲームのような気もします。
なぜ、武田信玄を題材としたシミュレーションゲームとなったかを推察するとおそらくこの年の大河が武田信玄であったからだと思います。正式なタイアップではないでしょうが、大河を意識したであろう作品としては、ファミコン初という感じです。

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