パリ・ダカール・ラリー・スペシャル-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：レース
メーカー：CBSソニー
発売日：1988年2月1日
ハード：ＦＣ

タイトルからすると、世界一過酷とも言われるパリダカを題材にしたレースゲームという感じがしますが、スペシャルという名前が付いているからか摩訶不思議なレースゲームになっています。
レースを始める前にスポンサーを探したり、車を買い、仲間を探す必要があります。これがアドベンチャーゲームのように行われます。
ようやくレースが始まりますが、これも一筋縄ではいきません。１面はごく普通の道路を走っていくのですが、２面では道が迷路状になっているという不可思議な構造、上方向にまっすぐ進んでいけばいいだけなのですが、なぜか敵の車が迷子になっている感じで逆走していたりします。３面は突然サイドビューのステージになりますが、ここからもぐらやら鳥らしきものが攻撃してきますが、こちらも飛び道具で攻撃することが出来るとこれまた意味不明な感じです。４面では更に海に入ってしまいます。当然のように魚が攻撃してきますが、更にヘリから爆撃されます。魚雷みたいのも飛んできたりします。５面はようやくパリダカのイメージどおりのステージになりますが、ヘビやサソリを撃ちまくってクリアしていくところは変わりありません。さっきまで水中を走っていた車でしたが、５面ではなぜかいかだに乗って先に進む場面があります。６面も同じような感じですが、今度は戦闘機が襲ってきます。７面はようやくレースゲームのようになっているという感じのすべてにおいて摩訶不思議なゲームです。
ゲームとしてはちゃめちゃな設定は結構あるので、タイトルを考えなければ、こういうゲームなんだなと納得できる気もします。しかし、タイトルにパリ・ダカール・ラリーという名前を付けてしまったために、めちゃくちゃなゲームと評価されてしまっているソフトです。でも、なぜこんな事になってしまったのか、その辺の事情を知りたいところです。

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