ミリピード 巨大昆虫の逆襲-おきらくゲームソフト事典-

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ミリピード 巨大昆虫の逆襲

ジャンル:シューティング
メーカー:HAL研究所
発売日:1987年10月1日
ハード:FC

概要

巨大な昆虫と戦うシューティングゲームです。設定としては、薬品を間違えて作り出してしまった巨大な昆虫という事のようです。迫りくる巨大な昆虫を迎え撃つシューティングになっています。

自機は、画面下のエリアのみで移動可能になっていて、そこから素早く動く昆虫を撃ちます。画面には昆虫だけではなく、キノコや花などの障害物があります。行く手を阻むだけでなく、弾も防がれてしまうので注意が必要です。敵を倒した事で出現したり、敵によって変化させられ簡単には壊せなくなったりします。

障害物のほかにも殺虫剤があり、これを攻撃すると敵や周囲の物もまとめて破壊する事が出来ます。殺虫剤で敵を倒すと、通常よりも高得点を得られます。

ミリピードとはヤスデの事で、そのタイトル通り、メインの敵となるのは巨大化したヤスデです。でも、それ以外の昆虫も敵として登場してきます。種類によって、特徴があるので、動き方を理解しておく事が攻略のポイントになります。

ただ、素早い動きなので、狙って倒すというよりは、近づいてきた敵を片っ端から倒していくというパターンになりがちな気がします。序盤はともかく、途中からは慌ただしく敵と戦っていくという感じです。

シンプルなゲームであり、当時のファミコンのゲームとしてもシンプルな物になっています。元は海外のゲームで、移植版となっていますが、1983年のゲーム、ATRIのコピーライト、HAL研究所の移植というスター・ゲイトと同じコンセプトのシリーズの作品という言い方が適切かもしれません。ちなみに同じような形で登場した作品が本作の後にもう1本登場しています。

巨大な昆虫相手に戦うというと、昆虫嫌いの人にとっては、それだけで嫌になるかもしれませんが、大元の作品が古い事もあってか、リアルに描かれている訳では無く。昆虫の種類によっては、何だか良く分からないのもあったりします。種類を言われても、ピンと来なかったりします。

ゲームとしては、シンプルですが、次々と現れる敵を難しく考えずに倒していくのは、それなりに楽しめる作品ではあります。ひとつの面もそれほど長くないので、テンポ良く進める事が出来ます。とは言え、この当時の作品としては物足りなさは感じる内容になっています。発売時期がどうしてこのタイミングになったのかと言うのが、気になる作品ではあります。発売時期が変わっていれば、また違った評価をされていたのかもしれません。


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