キョンシーズ2-おきらくゲームソフト事典-

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キョンシーズ2

ジャンル:RPG
メーカー:タイトー
発売日:1987年9月25日
ハード:FC

概要

当時流行っていた、キョンシーが登場する映画、幽幻道士を題材とした作品です。幽幻道士の続編と言う意味で、2となっているようで、キョンシーズと言うゲーム作品はありません。また、幽幻道士2のゲーム作品と言う訳でもないようです。ここら辺、何だか複雑ですが、後に来来!キョンシーズと言うドラマもあったりして、ややこしいなと思ってしまいました。ただ、設定としては、主要なメンバーや映画のアイテムなどは登場しますが、物語としてはゲーム中ではあまり語られないので、それほど気にするところではないかもしれません。

デッパ、トラ、チビクロ、スイカの4人から1人を選んでプレイします。ゲーム中で目的がはっきりと示されないので、何をして良いのか良く分からないゲームです。町を巡りながら情報を集めていくのですが、はっきりとしたヒントにはなっていないので苦労させられます。前半はアドベンチャー形式のようになっていて、後半のステージに進むためのアイテムを集めるという感じになっています。町は時間経過によって夜になり、夜になるとキョンシーが出てきます。

後半のステージではキョンシーや妖怪がいるダンジョンに挑む事になります。戦闘はアクションになっていて、広大なマップを進みながらボスを倒していきます。ヒントが無い分かりづらさに加えてアクションも単調で残念な感じになっています。キックとパンチの他にアイテムや各キャラクターごとの必殺技と言うのもあったりするのですが、アイテムや必殺技を出すのが難しいので、パンチやキックだけの攻撃で先に進むのが基本となってしまいます。

一応、キャラクターごとに能力の違いはあるのですが、キックとパンチだけで言えば、それほどの違いは感じられないのが残念だなと思いました。加えて、1人クリアすると、残りのメンバーのクリアも求められます。これが基本的には同じことの繰り返しになるのですが、キャラクターによって、対象となるお店が微妙に違うという何とも細かい違いがあるのが厄介です。物語や進め方に違いがあるのであれば、そういう違いはあっても良いと思うのですが、そうではないので、理不尽に感じてしまいます。

後半のステージも同じことの繰り返しで、しかも、戦い方も基本的には同じというので繰り返しは辛く感じてしまいます。主要なキャラが登場するところや、キョンシーがジャンプして飛んでくる姿などは原作の雰囲気を感じられる部分だと思うのですが、それ以外はとても残念な出来になっています。単純にアクションゲームにして、キャラクターごとの違いをはっきりさせて、アイテムを使いやすくすればもう少しは楽しめたのではと思ってしまいました。


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