バイオ戦士DAN インクリーザーとの闘い-おきらくゲームソフト事典-

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バイオ戦士DAN インクリーザーとの闘い

ジャンル:アクション
メーカー:ジャレコ
発売日:1987年9月22日
ハード:FC

概要

主人公のDANを操作して戦うアクションゲームです。物語としては、インクリーザーによって滅亡の危機に瀕している2081年の地球を救うために、1999年にタイムワープしてインクリーザーを倒すなんて言うお話になっています。

DANは最初は武器をひとつしか持っていませんが、ところどころにあるお店で種類を増やしたり強化をする事が出来ます。武器購入にはエネルギーが必要ですが、このエネルギーは初期装備以外の武器を使う時に消費するので、エネルギーの事も考えて武器を使う必要があります。

探索型のゲームで、マッピングをして、どこに何があるのかをちゃんと把握する事が重要になります。ボスの体力が時間経過によって増えていくのも特徴で最大値まで上がるとミスになってしまいます。出来るだけ早くボスと戦った方ですが、装備を整える必要もあり、そのバランスを考えて行動する事が重要になります。マップは複雑な所もありますが、マッピングをしていけば、そんなには難しくは感じないです。ボスの体力と言うのも気にはなりますが、ちゃんとそれぞれのステージで武器を見つけていく方が攻略はしやすい気がします。難易度としては、マップが把握できていれば、それほどの難しさは感じないです。

物語としては、硬派な感じがする作品なのですが、ところどころにある要素がちょっとふざけている感じで、何とも言えない独特の世界観を持つ作品となっています。突然、始まる押し相撲や体力を回復する宿屋の浴衣姿、ステージの間のDANの扮装、そして、エンディングでの表情など様々です。単純にアクションゲームとしては、それなりに良く出来ている作品なのですが、こういった奇妙な要素があるために、不思議な評価をされてしまっている作品でもあります。

物語の雰囲気としては真面目な感じなのですが、どうして、こんなにふざけてしまったのかは謎です。ふざけるなら、ふざけるでそういうお話にすれば良かったのではと思うのですが、そこまで吹っ切れていないバランスと言うのが謎だと思ってしまいます。

硬派な感じで仕上げていれば、何にも考える事なく、良く出来たアクションゲームと言う事が出来たのですが、独自の要素があるため、理不尽に低評価を受けてしまっている部分があるのはちょっと残念だなと思ってしまいます。ただ、そういう要素があった分、後々まで話題になっている作品に仕上がっているのも事実で、結果としてどっちが良かったんだろうと思ったりします。


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