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SWAT

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:東映動画
発売日:1987年9月11日
ハード:FC

概要

SWATを操作して、ビルを占拠したテロリストと戦います。これだけ聞くと、アクションゲーム、シューティングゲームのような雰囲気を受けるかもしれませんが、ゲームとしては、3Dのビルの中を探索していく形で行われ、戦闘もコマンド式で行われるので、アクションやシューティングの要素はありません。ゲームの形式で言えば、3Dダンジョン風のアドベンチャーRPGと言う感じでしょうか。ただし、レベルアップみたいな成長要素はありません。

全部で5人のメンバーがいてビルに挑みます。最初は入り口を選んで突入しますが、フロアごとにテロリストが待ち構えていて、その階ごとのテロリストを全て倒すと次のフロアに移動する事が出来ます。

フロアにはテロリストだけでなく、人質もいます。人質はクリアには直接関係ありませんが、クリアした際の評価に影響を与えます。時間制限があり、リアルタイムに時間が進んでいきます。通常の移動の際にも減っていきますので、緊張感が感じられる作品になっています。

フロアの構成をしっかりと把握する事が大事で、まずはマップがどうなっているのかを理解する事が大事です。仕掛けもあるので慎重に行動する必要があります。その上でテロリストがどこにいるかをちゃんと理解しておく事が基本となります。

ゲーム内容を知ると、こだわりが感じられて、結構、面白そうな雰囲気のする作品ではあります。実際、容赦ない攻撃を加えるSWATとテロリストの戦いと言うのは緊張感が感じられるのですが、何よりもバグが多いというのが残念な作品です。

特に先に進めなくなるバグと言うのがあり、まだ、倒すべき敵が残っているのかと思いきや、そうでは無くてバグで先に行けなくなっただけだったという場合もあります。加えてパスワードで文字化けする事もあり、そうなるとコンティニューもままならないというオチに終わってしまいます。最後のフロアがシビアな展開などは仕方ないと思うのですが、一番バグが酷いのが、最終フロアと言うのは悲し過ぎます。

ゲームとして、アイデアは悪くなかったと思うのですが、作り込みが甘いという感じでしょうか。最終的にスコアが表示され、助けた人質の数、掛かった時間、生き残ったSWATメンバーの数によって評価されます。やり込んでハイスコアを目指すという楽しみも出来そうな気がするのですが、これもバグが多いので、何度もプレイする気にならないというのが残念です。


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