ファミリーマージャン-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：テーブル
メーカー：ナムコ
発売日：1987年8月11日
ハード：ＦＣ

ナムコのファミリーシリーズの作品です。二人打ちの麻雀ゲームです。麻雀初心者を対象としていて、ルールや役の説明をしてくれるＬＥＳＳＯＮモードがあります。

ＬＥＳＳＯＮモードには１、２、３の３つの練習モードがあります。ＬＥＳＳＯＮ１では麻雀の基本的な進め方などを説明してくれます。ＬＥＳＳＯＮ２では役の説明などがあります。確認テストなども用意されています。ＬＥＳＳＯＮ３では対戦を通して、練習するモードで、相手の手牌、捨てる牌をコンピュータがアドバイスしてくれる機能がついています。

更に実戦編もあります。実戦編では６人のキャラクターから対戦相手を選び対戦することができます。６人にはそれぞれ麻雀歴が設定されており、それに応じて強さが設定されています。特に麻雀歴３５年の師匠は、さすがに師匠と言われるだけあって強くなっています。

すでにファミコンでも４人打ちの麻雀が登場していた時代ですので、２人打ち麻雀と言うのは、当時としても若干物足りない印象がありました。ただ、初心者向けの麻雀として考えれば、ＬＥＳＳＯＮモードはちゃんと充実しているので、その期待には応えていると言えるのかもしれません。ゲームとしては、シンプルな作品です。

ナムコのファミリーシリーズの作品としては、取り扱っているのが、麻雀だからなのか、他のファミリーシリーズの作品と比べて、あまりファミリー向けという雰囲気を感じない作品だったりします。登場キャラクターもちょっと大人向けという感じがするのは気のせいでしょうか。何でそういう感じなのかなと思ったら、実は、この作品、開発が日本物産だったようで、そう聞くと納得できる気もしました。ある意味で、ちょっと異色なファミリーシリーズの作品なのかもしれません。

ちなみに続編のファミリーマージャンII 上海への道の開発も日本物産なんだそうです。そちらは、少しはファミリー向けになっているかなという感じです。更なる続編となる３作目も登場していますが、そちらはファミリーの文字はつかずに、ナムコット麻雀III マージャン天国と言うタイトルになっています。少し謎なのが、その作品とは別に日本物産から、ニチブツ麻雀IIIと言うタイトルの作品が出ている事です。IIIと言うのは、ファミリーマージャンシリーズを意識して付けられていると思うのですが、どっちが本当の意味での続編だったのかはちょっと気になるところです。何か、大人の事情があったのでしょうか。

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