エルナークの財宝-おきらくゲームソフト事典-

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エルナークの財宝

ジャンル:アクション
メーカー:トーワチキ
発売日:1987年8月10日
ハード:FC

概要

友人を助けるために闇に支配された国に挑むアクションゲームです。主人公を操作し、全5面のステージをクリアを目指します。

ナイフを投げて敵を攻撃する事が出来ます。敵の攻撃は激しめで、かわすのは大変です。しかも、たくさん出てきます。最初のステージはどうにかなるにしても、2面以降、その攻撃が更に激しさを増していき、常に避けていないと、あっという間にやられてしまいます。

本作の特徴はライト、ダークという主人公の性格を示すものです。アイテムを取ったりする事で変化していきます。ステージによってはどちらかの性格でないと進めなくなる場合もあります。

同じようなステージを延々と繰り返したり、敵の攻撃が激しかったりと、通常のアクションゲームとして難があるゲームとされていますが、それ以上に難しくしているのが謎解きです。一応、ゲーム中にヒントをもらう事が出来るのですが、クリアしてみれば、辛うじて分かるぐらいのヒントで、分かりやすいヒントとは思えないです。当時のゲームとして、考えれば、難易度の高い作品と言うのが無かった訳ではありませんが、それでも理不尽に感じてしまいます。

さらに、クリアが出来ないゲームという言われ方をしたこともあります。その理由は説明書の誤記とも、ゲームのデモ画面でのアイテムの説明の誤記とも言われているのですが、実際の所、いろいろな情報があり、何が正しいのか良く分からない感じになっています。説明書は間違っていないという話もあり、間違っているのは、トーワチキの前作、シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件の説明書で、それとごっちゃになっているのではと言われていたりします。ちなみにシャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件もトンデモな部分が多く、ゲームとしての評価は厳しい物になっています。

唯一確かな事としては、一定の手順を踏めばクリア自体は可能と言う事ぐらいでしょうか。それが分かりやすく判明したのが発売されてから13年以上経っての事となっています。

身も蓋もない事を言ってしまえば、発売された当時としてはマイナーなゲームで、難易度の高さもあって、詳細に検証した人の数の絶対数が少なかった事から、クリア不可能と言われてしまったというところなのかなと思います。

その難易度の高さゆえに逆に今になって、知られている作品と言うのも皮肉な気もします。そこまで考えられて作られた作品だったら、凄いなと思ったりしますが、多分、そんな事は無いと思います。


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