ハイウェイスター-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：レース
メーカー：スクウェア
発売日：1987年8月7日
ハード：ＦＣ

３Ｄタイプのレースゲームです。フェラーリタイプの３２８ ＴＷＩＮ ＴＵＲＢＯかＦ１タイプの車を選び制限時間内にゴールを目指します。ちなみに車による性能差はなく最高速度やターボなどの機能は同じです。

ターボは一定速度以上で使えるようになり、一気に加速する事が可能になります。

全部で８つのステージがあり、制限時間内にゴールに入る事で次のステージへと進みます。各ステージにはチェックポイントがあり、そこも制限時間以内に通過する必要があります。時間が切れるとゲームオーバーになってしまいます。ステージ毎に異なる背景も印象的で、夜景やグランドキャニオンなどがあります。

背景などとても印象的で、スピード感もあって楽しめる作品にはなっています。コースの難易度もありますが、序盤のコースだとその変化をじっくりと楽しみながらレースに挑めます。今だとチープに感じてしまう部分があるのも正直なところですが、アップダウンなどあるところも含めて、ファミコンでこれだけの事が出来るというのは凄かったのかなと思います。

レースゲームとしては、制限時間が厳しめで、前半はともかく後半になると、ちょっとのミスでも命取りになり兼ねないです。制限時間が０になっても、すぐにゲームオーバーにならずに惰性で走るので、その間に滑り込めばゲームは続きます。チェックポイントだとギリギリになるので、そのまま続けても苦労する事には変わらないですが、続ける事は可能です。少し単調と感じる部分があり、マシンによる性能の違いとか楽しみ方が少し変わる要素があっても良かったのではと思ったりします。

ファミコン３Ｄシステムに対応したゲームと言うのも特徴のひとつです。セレクトボタンを押すことで３Ｄシステムに対応した画面に切り替わり、対応した眼鏡状の周辺機器を装着する事で３Ｄ映像を実現楽しむ事が出来るようになっています。３Ｄのゲームと言うのは、この頃からいろいろとチャレンジされていたんだなと思いますが、セールス的には成功したとは思えないです。

ちなみにファミコン３Ｄシステムに対応したゲームとしては、本作以外にも、アタックアニマル学園、コズミックイプシロン、JJ、ファミコングランプリII 3Dホットラリー、ファルシオン、風雲少林拳 暗黒の魔王などのタイトルがあります。３Ｄのシューティングやレースゲームが主ですが、それに紛れて、風雲少林拳 暗黒の魔王なんてのが含まれていたりします。

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