北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ-おきらくゲームソフト事典-

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北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:アスキー
発売日:1987年6月27日
ハード:FC

概要

刑事となり、東京で起きた事件の謎を追い、北海道に向かうという展開で進んでいくアドベンチャーゲームです。

ポートピア連続殺人事件、ドラゴンクエストシリーズでお馴染の堀井雄二さんがシナリオを手がけた作品としても知られています。

グラフィック、シナリオを含めて評価が高い作品です。2時間サスペンスのドラマ物のような雰囲気がありました。ただ、よく考えると、訪れる場所で次々に殺人が起こり、あまり脈絡が無く、それぞれの事件に関係があるように語られるのは、ゲームとは言え、少し強引なのではと感じる部分もあります。

コマンド選択型のゲームで、基本的にはコマンド総当たりをすれば、いずれは先に進めます。トランプのブラックジャックで操作のヒントを得られるなど、親切な設計になっています。ただ、ひとつだけ難点があり、パスワードによるコンティニューがクリアには必須だというのは苦労させられました。解き方を大体覚えていて、最初から始めて一気にクリアしようとしても先に進まないので悩んでしまった事がありました。まさか、パスワードコンティニューがフラグになっているとは想像していませんでした。

また、3Dダンジョン形式のステージも用意されていました。ポートピア連続殺人事件の時のような広大で複雑な物では無かったのですが、それでも、一度、迷うとなぜかなかなか抜け出せなくなるというのがあって、ちょっと苦労した記憶があります。

いろいろと遊び心がある仕掛けがあり、そういうのを探すのも楽しかったです。特にサービスショットが隠されていて、その内容を知った時にはドキドキしたものです。

当時、プレイしていた時には、ポートピア連続殺人事件のイメージがどうしてもあり、犯人も同じような感じなのではと疑いながら遊んでいた記憶があります。最後、事件解決後のエンディングのオチを見て、今度はそう来たかと納得した気がします。

元々はPCのゲームでファミコン移植版に当たります。元々のPC版とは一部ストーリーが違う部分もあるようです。本作と、ファミコン版もあったポートピア連続殺人事件、そして、軽井沢誘拐案内と合わせて、堀井ミステリー三部作と呼ばれる事がありましたが、軽井沢誘拐案内はファミコンには移植されていません。物語の内容として、ファミコン向けには難しいと思える場面があったためとも言われていますが、内容を多少変えてもファミコン版を出して欲しかったと思ったりします。

ちなみに、この三部作は後に携帯アプリでそれぞれ登場していたりもします。


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