燃えろ!!プロ野球-おきらくゲームソフト事典-

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燃えろ!!プロ野球

ジャンル:スポーツ
メーカー:ジャレコ
発売日:1987年6月26日
ハード:FC

概要

後にシリーズ化される燃えプロシリーズの第1弾です。いろいろな意味で伝説的な野球ゲームです。

リアルさがウリの野球ゲームで、選手がデフォルメされていない点が特徴のひとつでした。更にホームランや投手交代、果てには乱闘までの演出が特徴的でした。観客のヤジが音声合成で再現される場面もあります。

当時の12球団すべてが登場していて、選手名もほぼ忠実に再現していたり、ペナントモードがあったりと画期的な面があり、充実した内容になっています。選手の特徴を活かしたバッティングフォームやピッチングフォームも印象的でした。

ただし、リアルになったために試合時間が長くなるのが難点でした。1試合でも大変なのですが、それがペナントとなるとかなりの労力を要します。ちなみにペナントモードは12球団での試合になっていて、全部で132試合をする事になります。このペナントモードのクリア条件と言うのが80勝と言うのもかなり大変です。パスワードによるコンティニューと言う事で、ペナントとは言え、他のチームの順位などは関係ないです。パスワードがそこまで長くないというのが、救いと言えば救いでしょうか。

一番の話題になったのはやはりバントホームランでしょうか。一部の強打者は、バントの構えをしていてもバットにボールが当たるとホームランになってしまうという現象が発生します。これがあったからこそ今でも伝説のゲームとして語り継がれています。狙って作った物ではないと思うのですが、そう考えるとどうなんだろうと思ってしまいます。

他にもファールの後には、どんなボールでもストライクになるなど、不思議な要素がいくつもある作品です。それを注意する紙が含まれていたというのもネタになっています。バグと言ってしまえば、それまで何ですが、後で振り返ると、それが特徴となるのですから、世の中分かりません。

続編も登場していますが、本作ほどではないにしろ、普通の野球ゲームとはちょっと違った要素がある作品が多かったりします。

2016年には、本作の事をネタにしているような、燃えろ!!プロ野球2016と言うのが、プレイステーション4や3DSで登場していて、良くも悪くも伝説になった野球ゲームだなと思ったりします。ネタにされた紙の説明が作品中に出ていたりします。

また、燃えろ!!シリーズとしては、野球以外にもテニス、サッカー、バスケット、柔道などを題材にしたタイトルも登場しています。


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