高橋名人のBUGってハニー-おきらくゲームソフト事典-

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高橋名人のBUGってハニー

ジャンル:アクション
メーカー:ハドソン
発売日:1987年6月5日
ハード:FC

概要

アニメ、高橋名人のBUGってハニーを題材としたゲームです。ただ、高橋名人のBUGってハニーと言うアニメは、高橋名人の冒険島をベースとしたアニメなので、ゲームを元にしたアニメのゲームと言う不思議な成り立ちをしている作品です。ちなみに本作のアニメ、ゲームの中では高橋名人ではなく、高橋原人と言う呼ばれ方をしています。

全部で4ステージあり、最初のステージはハニーを操作して、高橋原人を助ける事が目的になっていて、2ステージ目からは助けられた高橋原人がプレイヤーキャラクターになります。ゲームの目的としてはステージにあるパスワードを全て集めてゴールを目指すモノになっていて、ステージ2以降はボスキャラが登場します。

パスワードを取るためには、ステージに隠されたタマゴを見つける必要があります。隠されたタマゴは決められた場所に攻撃を数回あてる事で出現します。タマゴを取ると、なぜかブロック崩しのステージが始まります。ブロック崩しのステージではブロックを破壊すると現れるパスワードの文字を取る必要があるのですが、ダミーの文字もあるので注意が必要です。ちなみにダミーの文字かどうかはパスワードで判断するしかないのですが、何の知識も無ければ、取るまでダミーかどうかわからない上、取るとミスになります。決められたブロックを全て破壊すると出口が開き、そこにボールを入れるとブロック崩しのステージはクリアとなります。

アクションステージとブロック崩しのステージが混在する何とも奇妙なゲームになっています。大元のゲームである高橋名人の冒険島やゲーム開始直後の印象では純粋なアクションゲームのような感じなのですが、実際にはブロック崩しのステージの方がメインなのではと感じるほどです。

タマゴの隠し場所はノーヒントですが、ステージはそんなに広くないので、とりあえず、適当に探していけば、そんなに苦労せず見つける事は出来ます。

当時の開発中の画面、宣伝などでは他にもアニメのキャラクターが多数登場する純粋なアクションゲームだった印象だったのですが、どうしてこういう作品になったのかは謎です。一部では、ブロック崩しは元々別のゲームとして開発中だったという話もあり、そのゲームは出ずに本作に組み込まれる事となったと言われていたりもします。そういう話を聞くと、ブロック崩しのステージがそれなりの完成度があるのは納得が出来る気がします。

単純にアクションゲーム、ブロック崩しのゲームと分けて考えると、それぞれはそれなりのクオリティがあるようには感じます。ブロック崩しのステージも2画面だったり、アイテムがあったりと単独で見るとそれなりの完成度はあります。ただ、それを組み合わせた結果、アクションゲームとしてはボリューム不足、単調な感じで、ブロック崩しは煩わしい、面倒くさいと感じてしまい、全体として良く意味が分からないゲームになってしまったように感じます。

冒険島から考えれば、もっと純粋なアクションゲームで出して欲しかったという気がします。


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