ファミリージョッキー-おきらくゲームソフト事典-

おきらくゲームソフト事典-> FC(5)-> アクション-> ハ行-> ファミリージョッキー

ファミリージョッキー

ジャンル:アクション
メーカー:ナムコ
発売日:1987年4月24日
ハード:FC

概要

競馬を題材としたゲームです。ジョッキーとなりGI制覇を目指してレースに挑みます。

最初に自分が騎乗する馬を選んでプレイします。それぞれの馬にはスピード、スタミナ、ガッツ、ジャンプ、ターボ、タイプのパラメーターが割り当てられていて、それぞれの特徴を理解して、どの馬を選ぶかが重要です。

馬の能力値はレース中に出てくるパネルを取る事によって上がります。このパネルをうまく取れるかどうかで難易度が大きく変わっていきます。ただ、出てくるパネルの種類、位置もランダムなので、必ずしも狙って取れる訳では無いというのがこのゲームの悩ましい所です。レースで重要なのはスタミナで、途中で切れてしまうとあっという間に失速してしまいます。かと言って、温存しておいても、差が開きすぎると追いつけなくなるので、ペース配分を考える事が重要です。スタミナを増減させるパネルと言うのもあり、特に後半のレースはそのパネルしか出てこないため、上手く出現するか、取れるかによって勝てるかどうかの差が出てきます。

レースで3着以内に入ると賞金がもらえ、その賞金額に応じてレースのグレードが上がっていきます。ただし、4着以内に入らないとその時点でゲームオーバーになってしまいます。また、最終的に挑戦できるレースの数は決められているため、最後の目標であるGIの天皇賞に挑むためには、最初から良い成績を残して勝つ必要があります。パネルを稼いで能力値を上げるために、わざと順位を落として勝たないようにするなんて事をやって、馬を強くしても、レースの数が足りなくてグレードの高いレースに挑めなかったなんてオチになりますので注意が必要です。

一応、競馬のゲームなので、実在のレースと同じ名前が付けられたレースがありますが、距離が違っていたり、障害競走だったりとレースの内容としては違った物になっています。この辺り、当時のゲームとしては特別に違和感を感じる部分では無かった気がしますが、後々、競馬のゲームと言うと、リアルなシミュレーションと言うのが当たり前になってくると不思議だと思ってしまう部分でもあります。そういう意味では競馬を題材としたアクションゲームと言う考え方をしないといけないのかもしれません。

レースだけで無く、予想も絡めてプレイするモードと言うのもあります。

アクションゲームとしての競馬ゲームとしては楽しめる作品だとは思います。能力値を上げるのが運任せになる部分が多いので、いつも同じように勝てる訳では無いというのが良い緊張感に繋がります。良い感じで進めていた時に、スタミナが減ってしまうアイテムをとって、絶望的な状況になってしまうのは何とも言えない切ない気分にさせられてしまうのが印象的でした。


このエントリーをはてなブックマークに追加

おきらくゲームソフト事典 Topへ
Copyright (C) 2011-2021 うかりこ. All Right Reserved
プライバシーポリシー・免責事項