北斗の拳2-おきらくゲームソフト事典-

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北斗の拳2

ジャンル:アクション
メーカー:東映動画
発売日:1987年4月17日
ハード:FC

概要

漫画で当時アニメも放送されていた北斗の拳のゲームの第2弾です。原作の天帝編が題材になっています。ちなみに当時放送されていたアニメも天帝編から北斗の拳2と言うタイトルに変わっています。

ケンシロウを操作して、敵を倒していくアクションゲームと言うのは前作と変わりありません。ザコ敵を倒しながらステージを進め最後に登場するボスを倒していきます。大きく変わったところと言えば、進行方向が前作は左だったのが、アクションゲームとしては一般的な右方向に変わったところでしょうか。

また、パワーアップするには、あべしだけでなく、ひでぶを集める必要がある点も変更になっています。更にパワーアップの種類もストックしたオーラを撃つことが出来るようになったりと変わっている部分もありますが、最大までパワーアップすると服が破れる演出と言うのは今回もあります。

パンチやキックで敵を倒していくというベースの部分は変更ないので、実際にプレイして見ると、そんなに大きな変更点は感じられません。背景などのグラフィックは良くなっているという印象は受けます。

ステージの構成としては、とてもシンプルになっていて、前作の様に迷路のようなステージで入り口を探すという必要は無くなっています。たまに階段で上に昇ったり、下に降りたりと言うステージはありますが、基本的には真っ直ぐ右に進んでいけば、ボスのところまでたどり着けるようになっています。

ザコ敵の厄介さは変わらず、唐突に出て来て、地味にダメージを受ける事になります。特別に強いという感じではないのですが、突然の攻撃を避けるのはなかなか難しく、徐々に体力が削られるというのが厄介です。

ステージ最後に登場する敵は奥義を出して倒す事が出来るのも変わりませんが、その条件も前作と比べるととてもシンプルになっています。基本的には最初に与えるダメージの方法が正しければ、倒した時に奥義が発動する事になります。

コンティニュー無しでクリアをすると隠しボスが登場します。その隠しボスは原作の修羅の国編に繋がる修羅だったりする点はその後の展開を予感させるものなのかなと当時は思いました。

全体的に見ると、グラフィックの向上は感じられるものの、それ以外では取り立てて、変化が無く、それでいて、シンプルになってしまったという感じがします。ザコ敵も同じようなパターンで出てくるだけですし、ボスもそれほどの違いは感じられず、何とも単調な作品と言う印象を受けてしまいました。

北斗の拳のゲーム作品の評価は総じて低いのですが、本作もそう言われても仕方がない出来のような気がします。ファミコンでも続編は出ているのですが、本作とは違ったRPGになっていて、迷走していったように感じてしまいます。


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