花のスター街道-おきらくゲームソフト事典-

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花のスター街道

ジャンル:アクション
メーカー:ビクター音楽産業
発売日:1987年3月17日
ハード:FC

概要

ハタノ・モエタ、トヨタ・ゴローの二人組みを操作し、スターになる事が目的のアクションゲームです。アクションゲームの設定として、スターになるというのはだいぶ奇抜な感じもしましたが、そこら辺はあまり突っ込まない方が良いのかもしれません。ゲームの目的としては、ステージごとに決められたアイテムとディスクを一定枚数集めてゴールを目指すという物です。

ゲームの最大の特徴は二人のキャラクターを同時に操作するという事です。二人は並んで歩いていて、ジャンプなどのタイミングも一致します。それを考えながら障害物を避けたりする必要があります。場所によっては、片方が障害物にぶつかったりして上手くいかない場合もあり、その操作感はかなり独特で慣れる必要があります。二人の間の距離をある程度変える事が出来、その距離感によって、うまく移動させる事が重要になります。

アイテムやディスクは基本的には敵を倒す事によって、出現しますが、その倒し方が独特です。カリスマ波という物で、二人は攻撃する事が出来るのですが、一般的な敵は1発カリスマ波を当てると、動きを止める事が出来ます。その状態で、二人で敵を挟むとアイテムが出現します。カリスマ波を2発当てると倒してしまうので注意が必要です。また、敵によっては、カリスマ波1発で動きが止まらず、アイテムを得られなかったり、動きを止めても挟むとミスになってしまう敵もいるので注意が必要です。

ゲームとしては東京を舞台として、アイテムを集めながらあちこち巡り、ディスクなどクリアに必要なアイテムを揃えたら、それぞれのステージにある目的の建物に向かいます。目的の建物の中に入ると迷路になっていて、ゴールを探す必要があります。二人のキャラクターを操作する事も慣れが必要で難しいのですが、最大の難点はマップが広すぎるところです。アイテムを集めるのもそうですが、目指すべき建物も複数あり、しかも、その建物の内部の構造はそれぞれ違うため、実際に入ってみないと正解か分かりません。

更に、建物の内部は迷路状になっている上にとても広く、見た目も同じような構造ですぐに迷ってしまいます。建物の内部は上下にも移動するのですが、その移動する時には二人のキャラクターが揃って並んでいなければいけないため、上に行くときにはまだしも、下に降りる時には、片方のキャラだけが落ちてしまいミスとなるなんて事もあったりします。攻略を考えるのであれば、マップがどうなっているのかをちゃんと理解する事が重要です。制限時間も結構シビアなので、無駄な事をしているとすぐにミスになってしまいます。

良い点としてはミスしてもその場ですぐに復活する事が出来るところでしょうか。二人のキャラクターそれぞれに残機の設定があるので、片方をわざとミスして、制限時間を回復するなんて事も出来ます。ただ、どちらか片方で残機が無くなるとゲームオーバーになるので注意が必要です。

ラストステージにたどり着くためには、それまでのステージでクリア条件とは別に隠しアイテムを見つける必要があります。この当時のゲームなので仕方がない部分はあるのですが、その場所に行けば、他と少し違っていますが、見た目にそんなにはっきりと分かる違いではないですし、場所としてはノーヒントなので、余計に苦しめられてりします。

アクションゲームとして、ちょっと残念な出来だからなのか、設定に関してもいろいろと言われいる作品でもあります。東京を舞台にしていて、そんなに物騒な街ではないなんて言われるのはその一例なのかなと思ったりしました。当時人気があった芸能人の方をモデルにしているのではと思える敵キャラがいたりするのはちょっと面白かったです。また、オープニングもちょっと凝っていたりします。


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