ロウ・オブ・ザ・ウエスト-おきらくゲームソフト事典-

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ロウ・オブ・ザ・ウエスト

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1987年3月6日
ハード:FC

概要

西部劇を題材としたゲームです。保安官となり、町の平和を守る事が目的となっています。これだけ書くと、ガンシューティングゲームのような感じもしますが、ガンシューティングの要素が無いわけではありませんが、実際には会話でやり取りするアドベンチャーゲームがメインとなっています。次々とやってくる人と会話しながら進めていきます。

会話をすると4つの選択肢が示されて、それに回答すると次の会話に移っていきます。ただ、会話の内容によっては、相手を怒らせて、帰ってしまったり、場合によっては、いきなり銃を抜く事もあります。相手が銃を抜いてしまったら、こちらも抜いて倒さないと、攻撃を受けてしまうので注意が必要です。

また、会話だけではなく、会話相手を狙う悪党や銀行強盗、プレイヤーを狙ってくる悪党などもいるので、見つけた場合にはすぐに倒さないと会話相手がやられたり、自分が攻撃を受けてしまうので注意が必要です。制限時間もあるので、ただ、のんびりと会話の選択肢を選んでいるだけではダメで、周囲の状況を見極めながら進めていく必要があります。プレイヤーが撃たれてミスとならない限りはゲームは続いていきます。そのため、問答無用で会話相手を撃つなんて事も出来てしまいます。ただ、そうなるともらえる得点は低くなります。あくまで会話を成立させていくことがメインの作品です。

言葉のやり取りは意外と面白くて、ちょっとナンセンスに感じる部分もあるのですが、そういう物だと思っていれば、楽しめる作品ではあります。ただ、会話のパターンはそれなりにはあるのですが、それでもある程度、数に限りがあるので、パターンを覚えてしまうと簡単に進めてしまう部分は少し気になりました。また、会話がメインの作品にも関わらず、誤字があったりする部分もちょっと気になります。

元々は海外のゲームで、ファミコン移植版になっていますが、唐突に銃撃戦になったり、誰でも攻撃出来てしまえるのはそこら辺が与える影響なのかもしれません。ちなみに会話相手を銃で倒してしまうと得点は0になってしまうので、どれだけ会話を続けられるかが高得点を狙うためには重要です。ゲーム全体を楽しむという意味では、単純に高得点を狙うだけでない楽しみ方もあるのかなと思いました。

アイデアとしてはなかなか面白いところに注目している作品だとは思います。ただ、ワンパターンになりがちなので、会話によって、エンディングやその後の流れにもう少し変化があるような形だとより楽しめたのではと思ったりしました。


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