ポケットザウルス 十王剣の謎-おきらくゲームソフト事典-

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ポケットザウルス 十王剣の謎

ジャンル:アクション
メーカー:バンダイ
発売日:1987年2月27日
ハード:FC

概要

キャラクター文具、ポケットザウルスをモチーフとしたアクションゲームです。サラマンダーによって、ハシモトザウルスに変えられてしまった橋本名人を操作して、元の姿に戻るため、タイムマシンで様々な時代に移動して冒険します。基本的にはステージクリア型のアクションゲームになっているのですが、不思議な設定がいろいろとあるゲームです。

ゲーム中の画面下にステージや敵の説明が出たり、ヒントや突然クイズが始まったりします。ユニークな感じもありますが、あまりにいろいろな事があるので、良く分からないで邪魔に感じてしまう事が多いです。そこだけに集中していると突然出てくる敵の攻撃を受けてしまうので注意が必要です。。

タイトルにもある十王剣を集めるにはステージ最後に出てくるボスを倒すだけでなく、暗号を入力する必要があります。その暗号を手に入れるにはコマンダーと言う敵を倒す必要があるのですが、そのコマンダーと戦うにはステージ中どこかにある雷出現地帯で、雷に当たる必要があります。この戦いを逃してしまうと手に入れられなくなるので注意が必要です。ただし、暗号自体はステージごとに決められているので、一度、聞いた暗号はメモしておけば、次のプレイの時にはコマンダーとの戦いは無視する事が出来ます。

また、ゲームクリアに関するヒントはゲームの中だけでなく、説明書にも書かれているという斬新な設定で、しかも、それがクロスワードを解くという物になっています。クロスワードはゲームをプレイしていないと解けない作りになっています。このヒントは十王剣の使い方に関する物なのですが、一応、ゲーム中でもヒントはあるのですが、それよりも分かりやすい説明になっています。

不可思議な設定がたくさんあるゲームで、その一因としては、ゲーム雑誌、ファミリーコンピュータMagazineで、アイデアを募集して事にあるようです。ひとつひとつのアイデアとしては面白いと感じる部分があるのですが、それを無理矢理に詰め込むとこんな感じになるという見本のような作品です。実際、プレイしてみると、あまり奇妙な設定を入れないで、普通にアクションゲームとして遊べた方が楽しめたのではと思ってしまいました。

余計な要素を排除したアクションゲームとしては、ちょっと理不尽なボスとか敵とかいる気がしますが、それなりには楽しめる気がします。

ちなみにタイトルに十王剣の謎と言う文字が書かれていますが、このゲーム最大の謎はエンディングの意味不明な所でしょうか。何ともシュールな感じがしてしまうのは気のせいでしょうか。


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