ラビリンス-おきらくゲームソフト事典-

おきらくゲームソフト事典-> FC(5)-> アクション-> ラ行-> ラビリンス

ラビリンス

ジャンル:アクション
メーカー:徳間書店
発売日:1987年1月7日
ハード:FC

概要

映画、ラビリンス 魔王の迷宮を題材としたアクションゲームです。原作の映画同様、主人公はサラで魔王ジャレスにさらわれた弟トビーを助けるために冒険します。各ステージは原作の映画をモチーフとして再現されているので、映画を見ているとあの場面かと想像する事が出来るかもしれません。

トビーが掴まっているのは魔王ジャレスの居城でそこに行くには各ステージにあるカギが必要でそれを探す事がメインの目的になります。また、各ステージにはコインがあり、コインを集めると、攻撃力か守備力をアップさせるアイテムと交換してもらえることが出来ます。このコインを取らない限り、クリアしたステージに再び挑戦する事が出来るのですが、4枚コインを取っていないステージがあると更に先のステージに行くことが出来ません。また、パワーアップのアイテムを取っていないと、後半はきつくなりますので、攻略を目指すのであれば、きちんとコインも探しながらクリアしていくのが賢明です。

制限時間として13時間が与えられるのですが、この時間はただ減るだけでなく、ダメージを受けた時にも減る仕組みになっています。守備力が低い状態だと、減る量がかなり大きいのでダメージを受けないように気を付ける必要があります。サラは石で攻撃する事は出来るのですが、あまり強い攻撃ではないので、まともに戦うというよりはひたすら逃げて、スクロールアウトして消すとか考えた方が良いです。時間はアイテムなどで回復しますので、場合によっては、多少のダメージは覚悟して先に進んだ方が良い場合もあります。ゲームのシステムとして時間を制限にするというのは分かる気もするのですが、意外と簡単に回復出来てしまうので、全体的なお話としての制限時間と言う意味での緊張感はないなとも思ってしまいました。

ステージのところどころに落ちているハートを取って集めると、仲間を呼ぶ事が出来ます。仲間は3人いて、それぞれ特徴があるので、どの仲間にハートを上げるのかはちゃんと考える必要があります。原作の映画で登場したキャラクターが出てくるのですが、使い勝手はあまり良くありません。

各ステージはそれぞれ特徴があります。例えば、階段が多かったり、ワープが必要だったり、方向キーの入力と移動方向が変わったり、スクロールする事でマップが変わったりと様々です。そのため、そのステージがどういう特徴を持っているのかをちゃんと理解する事が重要です。苦労させられるのがワープの仕掛けで、ワープの場所にたどり着いても、分かりやすいエフェクトや音などは一切ありません。その上、移動元と移動先でグラフィックが変わらないので、ワープしたのかどうかはっきりと分からない仕組みになっていて、かなり意地悪です。ラビリンスと言うタイトルの通り、迷いやすい構造になっているのですが、このワープがかなり混乱させる仕掛けになっています。

各ステージでいろいろな仕掛けがあるのは面白い作品だと思うのですが、意地悪な部分もあるのが気になる作品でもあります。仲間の使い勝手が良いとかすれば、また少し違っていたのかもしれないとも思いました。


このエントリーをはてなブックマークに追加

おきらくゲームソフト事典 Topへ
Copyright (C) 2011-2021 うかりこ. All Right Reserved
プライバシーポリシー・免責事項