火の鳥 鳳凰編 我王の冒険-おきらくゲームソフト事典-

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火の鳥 鳳凰編 我王の冒険

ジャンル:アクション
メーカー:コナミ
発売日:1987年1月4日
ハード:FC

概要

手塚治虫さんの漫画で、当時、アニメ映画もあった、火の鳥 鳳凰編を題材としたアクションゲームです。我王を操作し、16個に分割された火の鳥の彫刻を取り戻すことが目的です。

我王はノミを投げて敵を攻撃する事が出来ます。ノミが敵に当たると鬼瓦になり、取ると鬼瓦をストックして使えるようになります。この鬼瓦を使うのがゲームの特徴になっています。鬼瓦は設置すると台にする事が出来ます。ジャンプで届かないところに移動するための足場にしたり、穴に落ちそうになった時に出して落下を防いだり、敵の攻撃を封じるために使ったりする事が出来ます。このアクションが上手く出来るかが攻略には重要になります。ステージの最後にボスや仕掛けがありますが、これも上手く鬼瓦を使うと攻略が楽になります。

ステージは全部で16個ありますが、大和、来世、太古に別れていて、基本的にはクリアすると同じ時代の次のステージに行くことになります。他の時代に行くためにはワープを使う必要があります。このワープを見つけるのが結構大変です。ワープの数自体はたくさんあるのですが、意図しているところに狙ってちゃんとワープできるかが重要で、そのため、どこにそのワープがつながっているのかを正しく理解する必要があります。特に大和の8面はワープでしかたどり着けないので、そのワープを見つけられるかが攻略では最も重要になります。

アクション自体は鬼瓦の扱いに慣れれば、特別に難しさはありません。アイテムをきちんと取って、ライフの最大値をアップさせていけば、回復アイテムも適度にありますので、テンポ良く進める事が出来ます。少し厄介なのがハマりの要素がある事です。鏡と言うアイテムを通ると、ステージの一部分を通過する事が出来るのですが、時間制限があるので、通過した状態で時間切れになってしまうと、ハマってしまってどうにもできなくなってしまう事があります。そのため、鏡を取っている時には注意してプレイする必要があります。ただ、鏡で通過する事によって、隠されたアイテムを取れたりする場面もあるので、どちらが良いのかは少し悩むところかもしれません。

アクションゲームとしては、楽しめる作品だと思うのですが、原作の漫画、アニメ映画と比べると疑問に思う部分が多い作品でもあります。パッケージなどに我王以外の主要キャラが描かれているのに全く登場しなかったり、我王の設定でも違和感を感じる部分があります。また、我王が敵を攻撃して良いのかとか、世界観がごちゃ混ぜになっていて良いのかなどなど、疑問点はたくさんあります。ただ、アクションゲームとしては、ちゃんとしている作品でゲームとして単純に考えれば、面白い作品だったとは言えると思います。


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